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Cornell大学の研究で
87年から99年までのCalifornia, Oregon, Washingtonの3州の降雨量を比較したところ
生まれてから3年間に降雨量の多い州に住んでいた子どもに自閉症が多く発生しているから、
もしかしたら降雨量そのものか、もしくは降雨に関連する要因が問題なのかもしれない、

例えば降雨のプロセスによって子どもの触れる化学物質に影響があるとか
家で過ごす時間が長くなるために、
テレビを見る時間が長くなったり、
家の中の化学物質に触れる時間が長くなる、
または外に出ないためにビタミンDの不足に繋がっているなどが
自閉症に関係している可能性もあるのでは、と。

そういう研究者自身が、この説に関しては、
まぁ、そういうこともありうるかも、という程度だと断ってはいるものの、
英国の研究者からは、ほとんどツバも引っ掛けてもらっていないような気配。

Rainfall autism theory suggested
The BBC, November 4, 2008


記事にも書いてあるように、
原因がはっきりしないまま自閉症の子どもたちが急増して
社会的認知の広がりと医師の診断技術の向上だけでは説明もつかず、
親たちの不安はつのるわ、情報は錯綜・混乱するわ、という現状からすれば

なんとか原因を突き止める努力をしたいという研究者さんたちの気持ちは
分からないでもないけれど、

自閉症に限らず、最近のいわゆる“科学的な研究”関連ニュースを見ていると
確かでもない情報を、いわゆる専門家があまりに安直に流しすぎることも
混乱の一因になっているんじゃないのかな、と思ってしまう。


それにしても、この人たちは
降雨量と自閉症の発症の相関関係を調べてみよう、なんて
そもそも、どこから思いついたんだろう????
2008.11.05 / Top↑
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