投入した医療費に対して、どのくらい効果が出ているかという費用対効果を計算して
どの国の医療制度が最も効率的かというランキングを出したもの。
(「効果」の算定基準など詳細は、この資料では不明。)
どの国の医療制度が最も効率的かというランキングを出したもの。
(「効果」の算定基準など詳細は、この資料では不明。)
2000年にWHOが出した統計なので今さらというデータではあるのでしょうが、
私はこういうランキングがあることも知らなかったので、それなりに「へぇ」と。
私はこういうランキングがあることも知らなかったので、それなりに「へぇ」と。
GDPに対する医療費の割合で言うと先進国の中で30何番目だとかいう話を考えると、
そりゃ効率からいえば、日本の医療はランキングが高くて当たり前でしょうし。
そりゃ効率からいえば、日本の医療はランキングが高くて当たり前でしょうし。
このたびの後期高齢者医療制度の創設でまたまた順位を上げるかもしれませんしね。
「効率のいい医療制度のランキング」を調べるのだったら、
人間だって、各国の高齢者や病者・障害者の幸福度を調査して、
つき合わせるくらいのことをしてもらったってバチは当たらないんじゃないだろうか──。
人間だって、各国の高齢者や病者・障害者の幸福度を調査して、
つき合わせるくらいのことをしてもらったってバチは当たらないんじゃないだろうか──。
【追記】
その「国別幸福度ランキング」調査が実際に行われており、
結果を紹介してくださっている記事があったのでTBさせていただきました。
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その「国別幸福度ランキング」調査が実際に行われており、
結果を紹介してくださっている記事があったのでTBさせていただきました。
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なんでWHOのこんなデータが
ワシントン大学の同窓会誌に掲載されているかというと
ワシントン大学の同窓会誌に掲載されているかというと
このデータは実はWHOが独自に調査したものではなくて、
UWの新しい研究所IHMEの所長Christopher Murrayがハーバード大にいた時に
調査して出したランキングだから。
UWの新しい研究所IHMEの所長Christopher Murrayがハーバード大にいた時に
調査して出したランキングだから。
Murrayらは2000年に自分たちが出したこのランキングを持ってWHOに乗り込み、
世界の保健医療施策に「費用対効果」の検証が必要だと訴えたという逸話が
UW同窓会誌のMurrayの人物紹介記事に紹介されており、
問題のランキングも一緒に紹介されているというわけです。
世界の保健医療施策に「費用対効果」の検証が必要だと訴えたという逸話が
UW同窓会誌のMurrayの人物紹介記事に紹介されており、
問題のランキングも一緒に紹介されているというわけです。
そういう資料なので、ここでは「費用対効果」の算定方法とか基準などは一切不明ですが、
MurrayらのランキングがそのままWHOのデータとして公表されているということ、
ずっとこういうことを言ってきた人がIHMEを率いているということ、
理事には前WHOの事務局長がちゃんと加わっているということは
それだけで多くを物語っているような……。
MurrayらのランキングがそのままWHOのデータとして公表されているということ、
ずっとこういうことを言ってきた人がIHMEを率いているということ、
理事には前WHOの事務局長がちゃんと加わっているということは
それだけで多くを物語っているような……。
ちなみにトップ3はフランス、イタリア、サンマリノ。
英国18位
ドイツ25位
米国37位
キューバ39位
ドイツ25位
米国37位
キューバ39位
ノルウェイ11位
スウェーデン23位
デンマーク35位
スウェーデン23位
デンマーク35位
2008.04.21 / Top↑
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