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米国臓器分配ネットワークUNOSのデータによると、
臓器提供を待っている患者リストに登録された約98000人のうち
病状が重すぎたり体力がなかったりその他の理由で
臓器があったとしても移植を受けられない状態の人が3分の1を占めていることが判明。

しかも中には
移植を受けられない状態のまま2年以上もリストに載っていた人もあるとか。

(日本でもそういうことはないのか、ちょっと気になりますね。)



「移植を必要とする人がこんなにも多いのにドナーがあまりにも少ない」と
提供臓器の不足の深刻さが強調されては
「もっと臓器提供を」との呼びかけが行われ
脳死でなくても臓器が採取できるように法律を緩和しようとの動きまである中、

UNOSがきちんと機能していないと非難されると同時に
移植推進派が政治利用したのではないかとの批判も出ています。

「移植できない人が2年もの間リストに載ったままというのは一体どういうことだ? 
 載せたのもおかしければ降ろさなかったのもおかしいだろう」

と怒っているのは、御馴染み Art Caplan

(Caplanは実際にはあれこれ多くの指摘をしていますので、
 詳細まで興味のある方は上記WPの記事をご参照ください。)

           ―――――――

Ashley事件の後もあちこちでCaplanの発言と出くわすたびに
私は「ファンになってもいいかな……」と考えるのですが、
スポーツ選手のステロイド使用については
確かCaplanもOKの立場だったという記憶があるので一部保留しつつ、
なんだか好きです、この人の熱さ。
2008.03.26 / Top↑
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