トランスヒューマニズムとは、一体何なのか。当のトランスヒューマニストたちは、どのように定義しているのでしょうか。
世界トランスヒューマニスト協会(WTA/the World Transhumanist Association)のウェブ・サイトから。
WTAって、なに?
世界トランスヒューマニズム協会とは、人間のキャパシティを拡げるためにテクノロジーの倫理的な利用を進める、非営利の国際的会員組織です。みんなが、より良い精神、より良い肉体、より良いライフを享受できるよう、新しい技術の発展と普及を支持します。言い換えると、我々が望んでいるのは人々がただ元気である(well)というだけでなく、betterになることなのです。
世界トランスヒューマニズム協会とは、人間のキャパシティを拡げるためにテクノロジーの倫理的な利用を進める、非営利の国際的会員組織です。みんなが、より良い精神、より良い肉体、より良いライフを享受できるよう、新しい技術の発展と普及を支持します。言い換えると、我々が望んでいるのは人々がただ元気である(well)というだけでなく、betterになることなのです。
トップページに書かれているキャッチも Better Than Well。
世界トランスヒューマニスト協会は、Nich BostromとDavid Pearceによって1998年に創設され、2002年に米国コネチカット州に本部を置くNPOとなったとのこと。この年、トランスヒューマニスト宣言を採択しています。
宣言では、上記の「よりよい精神、より良い肉体、より良いライフ」云々という表現より踏み込んだ表現になっています。
(1)Humanity will be radically changed by technology in the future. We foresee the feasibility of redesigning the human condition, including such parameteres as the inevitability of aging, limitations on human and artificial intellects, unchosen psychology, suffering, and our confinement to the planet earth.
(1)ヒューマニティ(人間であるということ)は将来テクノロジーによって大きく変貌するだろう。老化を避けられない、人間の知能にも人工知能にも限りがある、心理や苦しみをコントロールできない、地球に縛られて暮らしているといった限界を含め、人間がおかれている状態を作り変えることは、我々の予測では実現可能である。
WTAには現在100カ国4522人の会員がいて、世界中に12を超える支部があるとのこと。
東京に日本の支部も存在することになっていますが、日本支部名をクリックしても開きません。支部のミーティングも"Not Yet"、まだ準備も始まっていない様子。「ディスカッション・リスト」なるものをクリックするとメーリング・リストの登録ページが開くのですが、日本支部のディスなのにメールの言語は英語しか選択できない。この支部の存在は、ちょっと、はったり臭い感じがします。
2007.09.29 / Top↑
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