当ブログの米国での製薬会社のスキャンダルについての関心は、
去年に比べると、今年はちょっと鈍くなっていたのですが、
去年に比べると、今年はちょっと鈍くなっていたのですが、
この記事によると、米国の巨大ファーマの周辺では、
今年もいろいろあったようです。
今年もいろいろあったようです。
Eli Lilly社が Zyprexa の不当なマーケティングで14億2000万ドル、
またPfizer社が Bextra, Geodon, Lyryca, Zyvox での不正行為で23億ドルという
米国史上最大の和解金で決着した画期的な裁判が今年あったのだとか。
またPfizer社が Bextra, Geodon, Lyryca, Zyvox での不正行為で23億ドルという
米国史上最大の和解金で決着した画期的な裁判が今年あったのだとか。
それによって最高裁が
たとえFDAが認可した処方薬であっても
被害にあった人は訴えてもよいとの判断を下したことになる。
たとえFDAが認可した処方薬であっても
被害にあった人は訴えてもよいとの判断を下したことになる。
また、服用した人の自殺が問題となって
2009年にFDAがブラックボックス警告を追加した薬としては
ぜんそくの薬で Singulair, Accolate, Zyflo。
禁煙薬(!)で Chantix, Zyban。
2009年にFDAがブラックボックス警告を追加した薬としては
ぜんそくの薬で Singulair, Accolate, Zyflo。
禁煙薬(!)で Chantix, Zyban。
イラクからの帰還兵のPTSDの8割に処方されていた抗ウツ剤の数々や
製薬会社と医学雑誌との繋がり、
製薬会社が実施する教育講座の怪しさも
NAMIのような草の根の精神障害者団体との関係も、
Biederman医師のようなスター研究者との癒着も、
議会で調査の対象となった。
製薬会社と医学雑誌との繋がり、
製薬会社が実施する教育講座の怪しさも
NAMIのような草の根の精神障害者団体との関係も、
Biederman医師のようなスター研究者との癒着も、
議会で調査の対象となった。
そうした状況を踏まえ、
コラムニストのRosenbergさんが巨大ファーマにお勧めする
「2010年の決意」が、この記事の眼目。
コラムニストのRosenbergさんが巨大ファーマにお勧めする
「2010年の決意」が、この記事の眼目。
かなり毒気が強いので、その中から一部のみを以下に要約しつつ、
それぞれの下に当ブログで拾った関連情報を。
それぞれの下に当ブログで拾った関連情報を。
1.我々の社員は病院で、患者さんを差し置いて診察室に入っていったり、待合室を我が物顔で占領しては声高に薬の売り上げを云々するような厚かましい振舞いをやめます。市場から引き上げなければならないような薬を売った社員には消えてもらいます。
4.ホルモン療法が心臓麻痺や脳卒中、認知症その他のリスクを高めることを認め、ホルモン療法を薦めている医師はただ金儲けをしたいだけなのだと認めます。
更年期はビッグ・ファーマの提供でお送りしました(2009/12/14)
5.骨減少症という病名は我々の創作であることを認め、「骨が減りますよ」と不安を煽って商売することをやめます。
骨減少症も“作られた”病気?・・・・・・WHOにも製薬会社との癒着?(2009/9/9)
6.そろそろ保険会社が渋り始めた大ヒット商品の代わりに、ワクチンとバイオ薬品で儲けを狙うことをやめ、女の子でも効かないGardasil(HPVワクチン・子宮がん予防とされる)を男の子にも打とうとか、途上国に持っていって売ろうとか、「クローン病になるぞ」と脅してバイオ薬品で健康な大学生を癌や結核にするようなこともやめます。
新興国のワクチン開発・製造に、巨大製薬会社がマーケット・チャンスと乗り出している(2009/11/8)
リスクの”リ“の字もなく”黄金時代“に沸くワクチン開発記事(2009/11/19)
「これからはワクチンが儲かりまっせぇ」の陰にはやっぱりゲイツ財団が・・・・・・(2009/11/20)
7.アメリカ中の12歳以下の子どもたち全員に、お詫びのしるしの自転車かスケボーを1台ずつ贈ります。うつ病やら双極性障害やらADDやらADHDやら、その他あれこれ障害とか、はたまた、なんとか障害とか、統合失調症やら、落ち着きのなさやら不安やら、その他もしかしたらありもしなかったかもしれない「精神疾患」の治療で怖い目にあわせて、みんな、ごめんね。
Biederman医師、治験前にJ&J社に結果を約束(2009/3/21)
Biederman医師らに連邦検察局から召喚状(2009/3/28)
BiedermanスキャンダルでADHDガイドライン案がボツに(2009/11/23)
「12-18歳全員に定期的うつ病スクリーニングを」と専門家が提言(米)(2009/6/3)
9.ただスタチンを売りがたいがため、コレステロールが高くもない人にまで「みんなでCrestorを飲んだ方がいい」とバカなことを言って、国民の皆さんの知性を愚弄するようなことはやめます。
米ではスタチン8歳からどんどん使おう、と(2008/7/9)
健康な人も5種混合薬を毎日飲んで将来の心臓病リスクを半減しよう、って(2009/4/2)
4.ホルモン療法が心臓麻痺や脳卒中、認知症その他のリスクを高めることを認め、ホルモン療法を薦めている医師はただ金儲けをしたいだけなのだと認めます。
更年期はビッグ・ファーマの提供でお送りしました(2009/12/14)
5.骨減少症という病名は我々の創作であることを認め、「骨が減りますよ」と不安を煽って商売することをやめます。
骨減少症も“作られた”病気?・・・・・・WHOにも製薬会社との癒着?(2009/9/9)
6.そろそろ保険会社が渋り始めた大ヒット商品の代わりに、ワクチンとバイオ薬品で儲けを狙うことをやめ、女の子でも効かないGardasil(HPVワクチン・子宮がん予防とされる)を男の子にも打とうとか、途上国に持っていって売ろうとか、「クローン病になるぞ」と脅してバイオ薬品で健康な大学生を癌や結核にするようなこともやめます。
新興国のワクチン開発・製造に、巨大製薬会社がマーケット・チャンスと乗り出している(2009/11/8)
リスクの”リ“の字もなく”黄金時代“に沸くワクチン開発記事(2009/11/19)
「これからはワクチンが儲かりまっせぇ」の陰にはやっぱりゲイツ財団が・・・・・・(2009/11/20)
7.アメリカ中の12歳以下の子どもたち全員に、お詫びのしるしの自転車かスケボーを1台ずつ贈ります。うつ病やら双極性障害やらADDやらADHDやら、その他あれこれ障害とか、はたまた、なんとか障害とか、統合失調症やら、落ち着きのなさやら不安やら、その他もしかしたらありもしなかったかもしれない「精神疾患」の治療で怖い目にあわせて、みんな、ごめんね。
Biederman医師、治験前にJ&J社に結果を約束(2009/3/21)
Biederman医師らに連邦検察局から召喚状(2009/3/28)
BiedermanスキャンダルでADHDガイドライン案がボツに(2009/11/23)
「12-18歳全員に定期的うつ病スクリーニングを」と専門家が提言(米)(2009/6/3)
9.ただスタチンを売りがたいがため、コレステロールが高くもない人にまで「みんなでCrestorを飲んだ方がいい」とバカなことを言って、国民の皆さんの知性を愚弄するようなことはやめます。
米ではスタチン8歳からどんどん使おう、と(2008/7/9)
健康な人も5種混合薬を毎日飲んで将来の心臓病リスクを半減しよう、って(2009/4/2)
この記事を読んで、改めてつくづく思うのですが、
最近、日本のテレビコマーシャルって、なんでもかんでも「このお薬で」という類のものが
やたらと多くなりましたよね……。
最近、日本のテレビコマーシャルって、なんでもかんでも「このお薬で」という類のものが
やたらと多くなりましたよね……。
2009.12.24 / Top↑
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