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英国では病院が患者を蘇生無用(DNR/DNAR)指定する際に、
必ずしも家族への通知をすることが義務付けられていないことについて、
以下のエントリーなどで追いかけてきましたが、

肺炎の脳性まひ男性に、家族に知らせずDNR指定(英)(2011/8/3)
「本人にも家族にも知らせず“蘇生無用”」はやめて一律のガイドライン作れ、と英国で訴訟(2011/9/15)


いつも読んでいる「無益な治療ブログ」の16日のエントリーによれば、

ケアの質コミッション(CQC)が出した高齢者の尊厳と栄養に関する報告内容について
高齢者アドボケイト Action on Elder Abuseが詳細を調べて出した意見書が

DNAR指定に関する部分について「特に懸念される」「危険な状況」がある、と指摘。

高齢者の入院時にカルテに
DNAR指定がルーティーンとして加えられているケースがあったり、

患者とも家族とも相談しないで
研修医がDNAR指定を決めているケースも。

Action on Elder Abuseでは
「病院の届け出から監査官がこういう問題に気づいていながら
監督官が何の行動も起こしていない」とCQCを批判。

New Report on Unilateral DNAR in England
MEDICAL FUTILITY BLOG, October 16, 2011



【その他関連エントリー】
“終末期”プロトコルの機械的適用で「さっさと脱水・死ぬまで鎮静」(英)(2009/9/10)
「ポスト・ヒポクラテス医療」の「無益な治療」論ではDNR指定権まで病院に?(2010/6/19)
2011.10.18 / Top↑
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