VT州の自殺幇助合法化法案、通過せず! イエイ!
http://www.lifenews.com/2012/04/12/vermont-again-defeats-bill-to-legalize-assisted-suicide/
いつもお世話になっているyaguchiさんのブログに、自殺幇助を巡る、とても深く濃いエントリーが2つあって、引き込まれて一気に読んだ。上から「『幻のバイブルーあいつが生きていたら、きっと甲子園に行っていた』を読む」と「『幻のバイブル』読後感」
http://cscanary.at.webry.info/201204/article_11.html
http://cscanary.at.webry.info/201204/article_12.html
Rebecca Dresserが本人や家族が癌を経験したことのある生命倫理学者のエッセイを集めた本を出し、LancetでそれをCaplanが論じている。エッセイの中にはFostやKassによるものも。CaplanはKassが死や良い死に方について生命倫理の役割を考えていることに対して、生命倫理だけじゃない、ヒューマニティ、文学、classical studies, 神学、民俗学、芸術などにも目を向けることで、このような問題は深められるだろう、と。:このガン体験者の生命倫理学者グループについてはアシュリー事件の前半の頃にFost関連で拾ったことがあるのだけれど、すぐにはエントリーが見つからなかった。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2812%2960584-4/fulltext?elsca1=ETOC-LANCET&elsca2=email&elsca3=Other
ちなみにRebecca DresserはWA大学所属。アシュリー事件でシアトルこども病院の成長抑制WGのメンバー。「改定最善の利益」つまり「重症障害者は我々とは別世界の住人」論者。A事件で最もラディカルな主張をしたこちらの論文で引用されている⇒http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/56009864.html
米国人の3割がナーシング・ホームで亡くなっていることを考えると、ナーシング・ホームでの終末期医療の評価が必要。
http://www.futurity.org/health-medicine/grade-nursing-home-end-of-life-care-study-says/
Dignitasのサイト。2年前くらいに行ってみた時にはドイツ語だけだったと思うのだけど(検索ミスだった?)、いつのまにか英語版ができていた。チューリッヒの住民投票でツーリズム規制が見送られて、イケイケになってる感じ?
http://www.dignitas.ch/index.php?lang=en
英国の自殺幇助委員会の報告提言を受け、”ロックトイン”とされているニックリンソンさんが「どうして提言はターミナル限定? 自分みたいにならないように死なせてもよいなら自分の状態だって認めてよいはず」と委員長に。
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-wiltshire-17732936。
ニックリンソンさん関連エントリーはこちらにとりまとめ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/64861257.html。
ニックリンソンさんが面談した委員会とその委員長Falconor氏についてはこちら⇒http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/64566509.html。
高額ながん治療はそのコストに値するか?:終末期医療の次に医療費削減のターゲットになるのは、たぶんガン治療。オレゴン州のメディケアでは「抗がん剤はダメだけど自殺幇助ならOK」。また英国では高価な抗がん剤はNHS医療の対象から外されいっている。それぞれエントリーありますが、探すのが面倒なので省略。
http://www.reuters.com/article/2012/04/09/us-cancercare-idUSBRE8380SA20120409
WHOが認知症はグローバルな経済負担だから、早急に対応を、と。:「○○病の患者は世界経済の負担」という問題意識が流布されていくことと、「最先端医療による病気予防とその他欲望の充足が可能」と欲望を掻き立て、世界 経済を回すための市場が創出されていくことによって、病気が「無駄にカネのかかる負担」と「カネになるターゲット」とに仕分けされていく。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10013#comments
GDP比でみた場合、日本の医療費は高齢化によって増加しているわけでない、とのデータ。それから医療費の中で薬価、医療機器の価格の占める割合や価格の国際比較データ。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1900.html
http://www.gaihoren.jp/gaihoren/public/medicalcost/html/index.html
ヨーロッパの生殖補助医療規制は、国民を海外での生殖ツーリズムに追いやる、との批判。:PAS合法化でも、「国内で認めないから、スイスへの自殺幇助ツーリズムへ向かう」とか「スイスでしかできないから金持ちだけになって不公平」などの合法 化正当化論が出ている。倫理問題の議論や法整備が現実の方を後追いしていく事態が続くと、どこかでこういう逆転論理が成立し始める?
http://www.washingtonpost.com/world/europe/fertility-treatment-bans-in-europe-drive-future-parents-abroad-draw-criticism/2012/04/13/gIQAVvcUET_story.html
09年にCA州で8つ後を生んで話題になった女性、14人の子どもを抱えて生活に困窮し、8つ後の出産は「間違いだった」。:この人のケースについては、いくつかエントリーあり、8つ子の母は障害者手当てを受給、子ども3人にも障害児手当て、生活保護も、8つ子出産の母これまでの妊娠もIVF:州が調査に。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10014#comments
プラスチックの環境ホルモンについて。プラスチックと接触していない食品を食べた人と、接触した食品を食べた人の尿を比較したところ、たった3日間でBPAなどの含有量が全く違っていた、と。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/trace-chemicals-in-everyday-food-packaging-cause-worry-over-cumulative-threat/2012/04/16/gIQAUILvMT_story.html?wpisrc=nl_cuzheads
【関連エントリー】
大統領がんパネルが「化学物質はやっぱりヤバい」(米)(2010/5/10)
メンタルヘルスのスクリーニングを学校保健の一環とすべきか?:米国では09年に専門家らから「12歳から18歳全員にうつ病スクリーニングを」との提言が出たことがあった。⇒http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/52826869.html
http://www.medicalnewstoday.com/releases/244117.php
J&J社、アーカンソー州でRisperdalのリスクの過小表記と隠ぺいにより、11億ドルの罰金。Risperdalを巡っては他にも訴訟があり、影響必至。
http://economictimes.indiatimes.com/news/international-business/johnson-johnson-fined-1-1-bn-in-risperdal-case/articleshow/12631418.cms
いつもお世話になっている谷口輝世子さんのツイッター経由の情報。米国では犬に電気ショックを与えて、フェンスがなくても外へ出ていかないようにするシステムがある。それに近いようなことが自閉症の子どもたちを通う私立学校でも行われていた事件。
http://motherjones.com/mojo/2010/02/school-shock-under-federal-investigation
米国で「救急車のおっかけ」と揶揄されてきた弁護士らが、今やADA違反の追っかけも?NYT。
”Disabilities Act Used by Lawyers in Flood of Suits”:Some lawyers are finding business where there are violations of the Americans With Disabilities Act, then finding disabled plaintiffs to bring suits.
日本語「好きな夢見られるアプリ」、英心理学者らが開発:夢は、人間のふか~いところにある諸々の魑魅魍魎と繋がっていて、おそろしいものなんだよ。そういうものに、あんまり簡単に手を突っ込んではいけない。英語圏イデオロギーの専横は生命倫理学だけじゃなかった(2009/9/4)
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE83G01Z20120417
アイルランドでADHDの息子を持つ母親が、介護者手当の申請を却下されたことを不服として提訴。
http://www.irishtimes.com/newspaper/ireland/2012/0417/1224314823895.html
★拡散希望★私たちの税金で途上国の子どもたちを内部被ばくさせないで!(STOP!浜岡原発ブログ):途上国は先進国がやりたい放題の搾取グラウンドになりつつあるのか、と思う時がある。
http://stophamaokanuclearpp.com/blog/?p=10827
togetter「日本人は弱い立場の人(フリーライダーや自力で生活できない人)に冷たく、生活保護の捕捉率が低いのか」
http://togetter.com/li/287622
キリスト教のグループが、同性愛は治療で治るとのバス広告を掲載しようとしたのに対して、ロンドン市長が介入してストップ。
http://www.guardian.co.uk/world/2012/apr/12/anti-gay-adverts-boris-johnson?CMP=
http://www.lifenews.com/2012/04/12/vermont-again-defeats-bill-to-legalize-assisted-suicide/
いつもお世話になっているyaguchiさんのブログに、自殺幇助を巡る、とても深く濃いエントリーが2つあって、引き込まれて一気に読んだ。上から「『幻のバイブルーあいつが生きていたら、きっと甲子園に行っていた』を読む」と「『幻のバイブル』読後感」
http://cscanary.at.webry.info/201204/article_11.html
http://cscanary.at.webry.info/201204/article_12.html
Rebecca Dresserが本人や家族が癌を経験したことのある生命倫理学者のエッセイを集めた本を出し、LancetでそれをCaplanが論じている。エッセイの中にはFostやKassによるものも。CaplanはKassが死や良い死に方について生命倫理の役割を考えていることに対して、生命倫理だけじゃない、ヒューマニティ、文学、classical studies, 神学、民俗学、芸術などにも目を向けることで、このような問題は深められるだろう、と。:このガン体験者の生命倫理学者グループについてはアシュリー事件の前半の頃にFost関連で拾ったことがあるのだけれど、すぐにはエントリーが見つからなかった。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2812%2960584-4/fulltext?elsca1=ETOC-LANCET&elsca2=email&elsca3=Other
ちなみにRebecca DresserはWA大学所属。アシュリー事件でシアトルこども病院の成長抑制WGのメンバー。「改定最善の利益」つまり「重症障害者は我々とは別世界の住人」論者。A事件で最もラディカルな主張をしたこちらの論文で引用されている⇒http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/56009864.html
米国人の3割がナーシング・ホームで亡くなっていることを考えると、ナーシング・ホームでの終末期医療の評価が必要。
http://www.futurity.org/health-medicine/grade-nursing-home-end-of-life-care-study-says/
Dignitasのサイト。2年前くらいに行ってみた時にはドイツ語だけだったと思うのだけど(検索ミスだった?)、いつのまにか英語版ができていた。チューリッヒの住民投票でツーリズム規制が見送られて、イケイケになってる感じ?
http://www.dignitas.ch/index.php?lang=en
英国の自殺幇助委員会の報告提言を受け、”ロックトイン”とされているニックリンソンさんが「どうして提言はターミナル限定? 自分みたいにならないように死なせてもよいなら自分の状態だって認めてよいはず」と委員長に。
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-wiltshire-17732936。
ニックリンソンさん関連エントリーはこちらにとりまとめ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/64861257.html。
ニックリンソンさんが面談した委員会とその委員長Falconor氏についてはこちら⇒http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/64566509.html。
高額ながん治療はそのコストに値するか?:終末期医療の次に医療費削減のターゲットになるのは、たぶんガン治療。オレゴン州のメディケアでは「抗がん剤はダメだけど自殺幇助ならOK」。また英国では高価な抗がん剤はNHS医療の対象から外されいっている。それぞれエントリーありますが、探すのが面倒なので省略。
http://www.reuters.com/article/2012/04/09/us-cancercare-idUSBRE8380SA20120409
WHOが認知症はグローバルな経済負担だから、早急に対応を、と。:「○○病の患者は世界経済の負担」という問題意識が流布されていくことと、「最先端医療による病気予防とその他欲望の充足が可能」と欲望を掻き立て、世界 経済を回すための市場が創出されていくことによって、病気が「無駄にカネのかかる負担」と「カネになるターゲット」とに仕分けされていく。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10013#comments
GDP比でみた場合、日本の医療費は高齢化によって増加しているわけでない、とのデータ。それから医療費の中で薬価、医療機器の価格の占める割合や価格の国際比較データ。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1900.html
http://www.gaihoren.jp/gaihoren/public/medicalcost/html/index.html
ヨーロッパの生殖補助医療規制は、国民を海外での生殖ツーリズムに追いやる、との批判。:PAS合法化でも、「国内で認めないから、スイスへの自殺幇助ツーリズムへ向かう」とか「スイスでしかできないから金持ちだけになって不公平」などの合法 化正当化論が出ている。倫理問題の議論や法整備が現実の方を後追いしていく事態が続くと、どこかでこういう逆転論理が成立し始める?
http://www.washingtonpost.com/world/europe/fertility-treatment-bans-in-europe-drive-future-parents-abroad-draw-criticism/2012/04/13/gIQAVvcUET_story.html
09年にCA州で8つ後を生んで話題になった女性、14人の子どもを抱えて生活に困窮し、8つ後の出産は「間違いだった」。:この人のケースについては、いくつかエントリーあり、8つ子の母は障害者手当てを受給、子ども3人にも障害児手当て、生活保護も、8つ子出産の母これまでの妊娠もIVF:州が調査に。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10014#comments
プラスチックの環境ホルモンについて。プラスチックと接触していない食品を食べた人と、接触した食品を食べた人の尿を比較したところ、たった3日間でBPAなどの含有量が全く違っていた、と。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/trace-chemicals-in-everyday-food-packaging-cause-worry-over-cumulative-threat/2012/04/16/gIQAUILvMT_story.html?wpisrc=nl_cuzheads
【関連エントリー】
大統領がんパネルが「化学物質はやっぱりヤバい」(米)(2010/5/10)
メンタルヘルスのスクリーニングを学校保健の一環とすべきか?:米国では09年に専門家らから「12歳から18歳全員にうつ病スクリーニングを」との提言が出たことがあった。⇒http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/52826869.html
http://www.medicalnewstoday.com/releases/244117.php
J&J社、アーカンソー州でRisperdalのリスクの過小表記と隠ぺいにより、11億ドルの罰金。Risperdalを巡っては他にも訴訟があり、影響必至。
http://economictimes.indiatimes.com/news/international-business/johnson-johnson-fined-1-1-bn-in-risperdal-case/articleshow/12631418.cms
いつもお世話になっている谷口輝世子さんのツイッター経由の情報。米国では犬に電気ショックを与えて、フェンスがなくても外へ出ていかないようにするシステムがある。それに近いようなことが自閉症の子どもたちを通う私立学校でも行われていた事件。
http://motherjones.com/mojo/2010/02/school-shock-under-federal-investigation
米国で「救急車のおっかけ」と揶揄されてきた弁護士らが、今やADA違反の追っかけも?NYT。
”Disabilities Act Used by Lawyers in Flood of Suits”:Some lawyers are finding business where there are violations of the Americans With Disabilities Act, then finding disabled plaintiffs to bring suits.
日本語「好きな夢見られるアプリ」、英心理学者らが開発:夢は、人間のふか~いところにある諸々の魑魅魍魎と繋がっていて、おそろしいものなんだよ。そういうものに、あんまり簡単に手を突っ込んではいけない。英語圏イデオロギーの専横は生命倫理学だけじゃなかった(2009/9/4)
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE83G01Z20120417
アイルランドでADHDの息子を持つ母親が、介護者手当の申請を却下されたことを不服として提訴。
http://www.irishtimes.com/newspaper/ireland/2012/0417/1224314823895.html
★拡散希望★私たちの税金で途上国の子どもたちを内部被ばくさせないで!(STOP!浜岡原発ブログ):途上国は先進国がやりたい放題の搾取グラウンドになりつつあるのか、と思う時がある。
http://stophamaokanuclearpp.com/blog/?p=10827
togetter「日本人は弱い立場の人(フリーライダーや自力で生活できない人)に冷たく、生活保護の捕捉率が低いのか」
http://togetter.com/li/287622
キリスト教のグループが、同性愛は治療で治るとのバス広告を掲載しようとしたのに対して、ロンドン市長が介入してストップ。
http://www.guardian.co.uk/world/2012/apr/12/anti-gay-adverts-boris-johnson?CMP=
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