ヴァージニア州のRufus McGillさん(19)は
10月14日に交通事故を起こして危篤状態となり、
医師らは脳死である可能性が濃厚だと両親に告げた。
離婚しているが良好な関係にあるRufusさんの両親は
息子の回復を祈りつつ、万が一回復不能な場合には
息子の精子を採取して孫を持ちたいと希望し、
引き受けてくれる泌尿器科医も見つけた。
しかし、Rufusさんが法的には成人であることから
本人の生殖についての意思が明確に確認できない以上、
生殖の自己決定権の中には子どもを生まない権利も含まれるため、
両親には倫理的にも法的にも、息子の精子の採取の許可を裁判所に求める権限がない。
生命維持の停止を決めることはできるが、
息子の精子の採取は認められない。
8日、両親は生命維持の停止を決めて、Rufusさんは死亡。
Clinging to life, man hospitalized in Roanoke may yet become father
The Roanoke Times, October 31, 2012
Parents fail in bid to harvest brain-dead teen’s sperm
BioEdge, November 11, 2012
息子が未成年だったら、可能性はあったみたい……。
【関連エントリー】
「死んだ息子の精子で代理母たのみ孫が欲しい」認められず(NY)(2009/3/5)
「死んだ息子の子どもが欲しい」母に裁判所が遺体からの精子採取を認める(TX)(2009/4/17)
亡き夫の精子は妻の“財産”(豪)(2011/5/24)
10月14日に交通事故を起こして危篤状態となり、
医師らは脳死である可能性が濃厚だと両親に告げた。
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息子の回復を祈りつつ、万が一回復不能な場合には
息子の精子を採取して孫を持ちたいと希望し、
引き受けてくれる泌尿器科医も見つけた。
しかし、Rufusさんが法的には成人であることから
本人の生殖についての意思が明確に確認できない以上、
生殖の自己決定権の中には子どもを生まない権利も含まれるため、
両親には倫理的にも法的にも、息子の精子の採取の許可を裁判所に求める権限がない。
生命維持の停止を決めることはできるが、
息子の精子の採取は認められない。
8日、両親は生命維持の停止を決めて、Rufusさんは死亡。
Clinging to life, man hospitalized in Roanoke may yet become father
The Roanoke Times, October 31, 2012
Parents fail in bid to harvest brain-dead teen’s sperm
BioEdge, November 11, 2012
息子が未成年だったら、可能性はあったみたい……。
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2012.11.13 / Top↑
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