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3月29日にオンラインで刊行された学会誌 Pediatrics の4月号で
米国小児科学会は臓器提供・移植に関する新たな方針
Pediatric Organ Donation and Transplantation を出した。

子どもの死は突然、思いがけない形で起こることがあるために、
家族が臓器提供についても、それで救われる子どもや家族への利益についても
思いを致すことができにくいのだろう……として、

organ donation or transplantation should be an option for any family who may have to endure the tragedy of losing a child or having a child that may be a potential transplant recipient.

The number of children on the national transplant waiting list far exceeds the number of organs recovered and transplanted. Pediatricians, children's advocacy groups, and institutions that care for children need to promote awareness for increased organ donation and organ transplantation. In addition, pediatric medical specialists and transplant surgeons should discuss the benefits and risks of organ donation and transplantation with family members, and provide continued support during the donation process and in long-term follow-up with the donor family.



臓器を待っている子どもの数は、
実際に採取されて(recovered)移植された臓器の数よりも
はるかに上回っているのだから、

小児科医も子どもの権利擁護団体も、子どものケアに関わる組織も
臓器提供を増やすための啓発を推進しなさい。

加えて、
小児科専門医と移植医は、家族に対して、
臓器提供の話を、ちゃんと持ち出しなさいよ、

たとえ我が子の突然の死に直面し、何も考えられず呆然自失しているような親に対しても、
その気持ちに斟酌などせず、臓器提供という選択肢があることを話し、説得しなさいよ……と。


harvest 刈り取られるものだったはずの臓器が、いつのまにか
recover 回収・回復されるものとなっている。
2010.03.31 / Top↑
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