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The British Medical Journalに発表された調査で、
イングランドとウェールズにおいて2008年に
胎児がダウン症と診断されたケースは1843例で
1990年の1075例に比べて48%も増加。

そのまま生まれていれば出生数も48%増加しているはずのところ、
実際には752人から743人へと1%減少している。

出生前診断でダウン症と知らされて中絶を選択する人の割合は、
これはずっと変わらず92%。

過去20年間で出生前診断の使用頻度が上がってきたことが要因だろう、と。

実際にダウン症の確率が高いといわれて生むことを選択したBatha夫妻の
インタビューがあって、夫妻が言っていることの概要は、

確率は170分の1といわれた。
ダウン症児が生まれるのは、起こりうる最悪の事態のように思い込まされてしまう。

でも、正しい知識を身につけてよく考えてみれば、
ダウン症の子どもは、みんなとちょっと違っているだけ、ちっとゆっくりなだけ。

妊娠中に検査があるから、余計にこういうことが起こると大変なことだと感じてしまう。

ちゃんとした情報もないけれど、そういう情報があれば役に立つし、
子どもがダウン症だという事実を受け入れて生きていこうとする人も増えるだろう。

ダウン症協会からも
親がダウン症についてきちんとした知識を持っていれば、
中絶を選ぶ人は減るだろうし、

これから検査の精度が上がって、より早期に発見されるようになることを考えると、
検査を受ける夫婦が、誘導のないカウンセリングを受ける機会があり、
ダウン症に関する正確で最先端の情報を身につける機会があることが、
より重要となってくる、と。

Steep rise in Down’s pregnancies
The BBC, October 27, 2009


2009.10.28 / Top↑
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