生活書院さんから毎年3月に刊行される『支援』という雑誌があります。
これまでの関連エントリーは以下 ↓
「支援」創刊号を読む(2011/4/17)
「支援2」からのツイート集 1(2012/4/17)
その第3号が今月末に刊行されるのですが、訳あって、そこに
「母親が『私』を語る言葉を取り戻すということ」というタイトルの
つたない文章を書かせていただきました。
書くことになったいきさつや、
この原稿は書く時よりも書くことを決断するまでが壮絶に苦しかったという事情も
その文章の中に書いていますので、
よかったら読んでいただけると嬉しいです。
それから、中根成寿さんが
拙著『アシュリー事件』の書評を書いてくださっています。
私もまだ内容を知らないのですが、
「善意と専門性に対峙する、児玉真美の軌跡」というタイトルに
もうそれだけでジンと来てしまいました。
以下、生活書院のサイトからの紹介です。
3月28日刊行予定とか。
★特集 逃れがたきもの、「家族」/トークセッション 支援の多様な可能性──ケアの制度の縛りの中で、歩みを続けるために 川口有美子×柳本文貴 ほか
「支援」編集委員会=井口高志・岡部耕典・土屋葉・出口泰靖・星加良司・三井さよ・山下幸子【編著】
支援 Vol.3
特集 逃れがたきもの、「家族」
________________________________________
A5判冊子 312頁 1575円(税込) ISBN 978-4-86500-005-4
第3号の特集は、「逃れがたきもの、『家族』」。支援やケアをめぐって「家族」が語られるときの私たちの逡巡や曰く言い難い不自由さはどこから来ている のか。そこに押し付けるのでもなく、ただ「敵」だと言って終わりにするのでもなく、しかし持ち上げるのでもなく……さまざまな射程からあらためて「家族」 にまつわる問題群に向き合います。 他に、川口有美子と柳本文貴のトークセッション「支援の多様な可能性──ケアの制度の縛りの中で、歩みを続けるために」、尾上浩二へのロングインタ ビュー「パーソナルアシスタンスのこれまでと、これから──関西障害者運動からのとらえなおし」、難民を助ける会の野際紗綾子に聞く「東北・東日本大震災 支援における国際NGOの活動」など
【目次】
特集 逃れがたきもの、「家族」
関係を取り結ぶ自由と不自由について──ケアと家族をめぐる逡巡 土屋葉
閉じること/開くことをめぐる問い──家族介護を問題化する〈まなざし〉の変化を素材として 井口高志
母親が「私」を語る言葉を取り戻すということ 児玉真美
看護職である私の「家族」についての臨床の『知』 吉田澄恵
家族を家族とするものは──家族をひらこう 渡井さゆり
「家族」からの離れがたさ──セクシュアルマイノリティの「病院での面会」から 三部倫子
「子育て〈支援〉」にこじれ、「〈支援〉される家族」にこじれて。
──家族ケアの「私事化」と「脱私事化・脱家族化」とのはざまで 出口泰靖
トークセッション
支援の多様な可能性──ケアの制度の縛りの中で、歩みを続けるために
川口有美子×柳本文貴(司会/山下幸子)
ロングインタビュー1
パーソナルアシスタンスのこれまでとこれから──関西障害者運動からのとらえなおし
尾上浩二に聞く (聞き手/岡部耕典・山下幸子)
ロングインタビュー2
北・東日本大震災支援における国際NGOの活動
難民を助ける会・野際紗綾子に聞く (聞き手/土屋葉・井口高志・岩永理恵)
エッセイ
道しるべ 越智須美子
円満自立で、安心隠居生活 岡部知美
近すぎて届かないもの──バルネラブルな知識の交換のために(2) 飯野由里子
支援の現場を訪ねて
1 むつき庵(京都市)──モノは使いよう! 三井さよ
2 若年認知症サポートセンター絆や(奈良市)──ゆるくていいじゃない 井口高志
3 さっちゃんの家(成田市)──「利用者」とならず、「支援者」となる。 出口泰靖
支援の周辺
1 〈できない人〉はすごい、のその先へ 岡部耕典
2 自分の足元から、想像力を広げる。 山下幸子
3 「可能性」を問うことの先に 星加良司
シンポジウム報告
支援のフィールドワーク──調査と実践のはざまで 前田拓也
書評
1 善意と専門性に対峙する、児玉真美の軌跡
(『アシュリー事件──メディカル・コントロールと新・優生思想の時代』児玉真美著) 中根成寿
2 介護や支援の「責任」をどう考える?
(『介護事故の法政策と保険政策』長沼健一郎著) 三井さよ
3 架空座談会──「ケア」と「自立」の新たな関係
(『フェミニズムの政治学──ケアの倫理をグローバル社会へ』岡野八代著) 星加良司
くまさんのシネマめぐり
もう一人の「他者」として「精神病者」をみる──『人生、ここにあり』『精神』 好井裕明
ブックガイド
出会いのきっかけとしての民俗学
(『驚きの介護民俗学』六車由美著) 伊藤英樹
子どもの病を生きる親たちの生活史
(『小児がんを生きる──親が子どもの病いを生きる経験の軌跡』鷹田佳典著) 山崎明子
きれいに割り切れず片づけられないこと、それを切り捨てないまなざし。
(『ケアのリアリティ──境界を問いなおす』三井さよ・鈴木智之編著) 出口泰靖
「発達障害」はテーマだけどテーマじゃない
(『プロチチ1~2巻』逢坂みえこ著) 三井さよ
子どもを「もらう」、から始まる「家族」の日常
(『産めないから、もらっちゃった!』うさぎママ著) 土屋葉
「私の経験」も語ってみたくなるような
(『障害者介助の現場から考える生活と労働──ささやかな「介助者学」のこころみ』杉田俊介・瀬山紀子・渡邉琢編著) 山下幸子
口絵 大阪・堺 グループホームぴあハウスのひとびと 写真・矢部朱希子
これまでの関連エントリーは以下 ↓
「支援」創刊号を読む(2011/4/17)
「支援2」からのツイート集 1(2012/4/17)
その第3号が今月末に刊行されるのですが、訳あって、そこに
「母親が『私』を語る言葉を取り戻すということ」というタイトルの
つたない文章を書かせていただきました。
書くことになったいきさつや、
この原稿は書く時よりも書くことを決断するまでが壮絶に苦しかったという事情も
その文章の中に書いていますので、
よかったら読んでいただけると嬉しいです。
それから、中根成寿さんが
拙著『アシュリー事件』の書評を書いてくださっています。
私もまだ内容を知らないのですが、
「善意と専門性に対峙する、児玉真美の軌跡」というタイトルに
もうそれだけでジンと来てしまいました。
以下、生活書院のサイトからの紹介です。
3月28日刊行予定とか。
★特集 逃れがたきもの、「家族」/トークセッション 支援の多様な可能性──ケアの制度の縛りの中で、歩みを続けるために 川口有美子×柳本文貴 ほか
「支援」編集委員会=井口高志・岡部耕典・土屋葉・出口泰靖・星加良司・三井さよ・山下幸子【編著】
支援 Vol.3
特集 逃れがたきもの、「家族」
________________________________________
A5判冊子 312頁 1575円(税込) ISBN 978-4-86500-005-4
第3号の特集は、「逃れがたきもの、『家族』」。支援やケアをめぐって「家族」が語られるときの私たちの逡巡や曰く言い難い不自由さはどこから来ている のか。そこに押し付けるのでもなく、ただ「敵」だと言って終わりにするのでもなく、しかし持ち上げるのでもなく……さまざまな射程からあらためて「家族」 にまつわる問題群に向き合います。 他に、川口有美子と柳本文貴のトークセッション「支援の多様な可能性──ケアの制度の縛りの中で、歩みを続けるために」、尾上浩二へのロングインタ ビュー「パーソナルアシスタンスのこれまでと、これから──関西障害者運動からのとらえなおし」、難民を助ける会の野際紗綾子に聞く「東北・東日本大震災 支援における国際NGOの活動」など
【目次】
特集 逃れがたきもの、「家族」
関係を取り結ぶ自由と不自由について──ケアと家族をめぐる逡巡 土屋葉
閉じること/開くことをめぐる問い──家族介護を問題化する〈まなざし〉の変化を素材として 井口高志
母親が「私」を語る言葉を取り戻すということ 児玉真美
看護職である私の「家族」についての臨床の『知』 吉田澄恵
家族を家族とするものは──家族をひらこう 渡井さゆり
「家族」からの離れがたさ──セクシュアルマイノリティの「病院での面会」から 三部倫子
「子育て〈支援〉」にこじれ、「〈支援〉される家族」にこじれて。
──家族ケアの「私事化」と「脱私事化・脱家族化」とのはざまで 出口泰靖
トークセッション
支援の多様な可能性──ケアの制度の縛りの中で、歩みを続けるために
川口有美子×柳本文貴(司会/山下幸子)
ロングインタビュー1
パーソナルアシスタンスのこれまでとこれから──関西障害者運動からのとらえなおし
尾上浩二に聞く (聞き手/岡部耕典・山下幸子)
ロングインタビュー2
北・東日本大震災支援における国際NGOの活動
難民を助ける会・野際紗綾子に聞く (聞き手/土屋葉・井口高志・岩永理恵)
エッセイ
道しるべ 越智須美子
円満自立で、安心隠居生活 岡部知美
近すぎて届かないもの──バルネラブルな知識の交換のために(2) 飯野由里子
支援の現場を訪ねて
1 むつき庵(京都市)──モノは使いよう! 三井さよ
2 若年認知症サポートセンター絆や(奈良市)──ゆるくていいじゃない 井口高志
3 さっちゃんの家(成田市)──「利用者」とならず、「支援者」となる。 出口泰靖
支援の周辺
1 〈できない人〉はすごい、のその先へ 岡部耕典
2 自分の足元から、想像力を広げる。 山下幸子
3 「可能性」を問うことの先に 星加良司
シンポジウム報告
支援のフィールドワーク──調査と実践のはざまで 前田拓也
書評
1 善意と専門性に対峙する、児玉真美の軌跡
(『アシュリー事件──メディカル・コントロールと新・優生思想の時代』児玉真美著) 中根成寿
2 介護や支援の「責任」をどう考える?
(『介護事故の法政策と保険政策』長沼健一郎著) 三井さよ
3 架空座談会──「ケア」と「自立」の新たな関係
(『フェミニズムの政治学──ケアの倫理をグローバル社会へ』岡野八代著) 星加良司
くまさんのシネマめぐり
もう一人の「他者」として「精神病者」をみる──『人生、ここにあり』『精神』 好井裕明
ブックガイド
出会いのきっかけとしての民俗学
(『驚きの介護民俗学』六車由美著) 伊藤英樹
子どもの病を生きる親たちの生活史
(『小児がんを生きる──親が子どもの病いを生きる経験の軌跡』鷹田佳典著) 山崎明子
きれいに割り切れず片づけられないこと、それを切り捨てないまなざし。
(『ケアのリアリティ──境界を問いなおす』三井さよ・鈴木智之編著) 出口泰靖
「発達障害」はテーマだけどテーマじゃない
(『プロチチ1~2巻』逢坂みえこ著) 三井さよ
子どもを「もらう」、から始まる「家族」の日常
(『産めないから、もらっちゃった!』うさぎママ著) 土屋葉
「私の経験」も語ってみたくなるような
(『障害者介助の現場から考える生活と労働──ささやかな「介助者学」のこころみ』杉田俊介・瀬山紀子・渡邉琢編著) 山下幸子
口絵 大阪・堺 グループホームぴあハウスのひとびと 写真・矢部朱希子
2013.03.07 / Top↑
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