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道徳エンハンスメントについては
これまで以下のようなエントリーを書いており、
いつかこの問題の議論の全容みたいなものを
どこかでチェックしてみたいと思っていたのですが、

SavulescuとSingerが「犯罪者は脳が決める。科学とテクノで犯罪予防を」1(2012/2/4)
SavulescuとSingerが「犯罪者は脳が決める。科学とテクノで犯罪予防を」2(2012/2/4)
SavulescuとSingerが「犯罪者は脳が決める。科学とテクノで犯罪予防を」3:リアクション(2012/2/5)
脳刺激法のエンハンスメント利用を巡ってSavulescu(2012/2/2)
「将来の凶悪犯は幼児期から分かる」と刑法改革を提唱するドイツの脳神経科医(2013/2/10)


たまたまWikiのサイトの
Moral Enhancement関連の論文一覧を見つけたのでメモとして。

http://ieet.org/index.php/tpwiki/Moral_Enhancement


ここに書かれているMoral Enhancementの定義は以下。

The use of information technology, psychopharmaceuticals, genetic engineering, brain stimulation or nano-neurotechnologies to control immoral sentiments, reasoning and behavior, and/or enhance moral sentiments, reasoning and behavior.

IT、向精神薬、遺伝子工学、脳刺激法、ナノ神経工学を利用し、道徳に反する感情、思考と行動をコントロールし、加えて/または、道徳的な感情と思考と行動をエンハンス(強化)すること。


論文が多数挙げられていて、概要もリンクもついているので
また改めて読んでみようと思うのですが、今日のところは
ざっと見たところ、2008年からぽつぽつ出始めて、
この2、3年くらいで急増している印象かな。

私でも知っているビッグ・ネームでは、
John Harris,
Peter Singer,
Jurian Savulescu。

興味深いのは、
Ashley事件の時に擁護に出てきたトランスヒューマニストも
(考えてみりゃ当たり前なんだけれど)名前を連ねていて、

James Hughes それから Matthew Liao 。


A事件での、この2人については ↓
“A療法”擁護者の2つの系譜(2008/1/17)
不思議な“アシュリー療法”エッセイと、その著者たち 1(2007/9/27)
不思議な“アシュリー療法”エッセイと、その著者たち 2(2007/9/28)
HughesもAshley両親についてIEETサイトで(2008/3/17)

James HughesのTHニズム関連では ↓
Hughesの「サイボーグ市民」
he とshe の新たな文法?
サイボーグ社会の“市民権”
人工知能が人間をペットに?(2008/2/29)
Yale大とTH二ストの組織IEETが、動物の権利とパーソン論でカンファ(2013/4/14)
2013.04.26 / Top↑
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