テキサスの「無益な治療」法といえば、
このブログでは2007年のGonzales事件が浮かびますが、
このブログでは2007年のGonzales事件が浮かびますが、
2005年に、訴訟にすらならなかったケースがあったようです。
エストニアからの合法的移民女性、Tirhas Habtegirisさん(27歳)が
末期がんで延命治療を受けていたが、その費用が支払えなくなったために、
病院側が無益な治療法を適用し、家族の反対にもかかわらず呼吸器を取り外したという事件。
末期がんで延命治療を受けていたが、その費用が支払えなくなったために、
病院側が無益な治療法を適用し、家族の反対にもかかわらず呼吸器を取り外したという事件。
取り外しから16日後にHabtegirisさんは死亡。
取り外しの時の彼女の意識状態については
病院と家族とで見解が異なっています。
取り外しの時の彼女の意識状態については
病院と家族とで見解が異なっています。
Wesley Smith のブログに引用された別ブログの情報では
Habterisさんはアフリカから来る親族にひと目会って死にたいと待っていたのに
呼吸器を外されてしまった、との話も。
Habterisさんはアフリカから来る親族にひと目会って死にたいと待っていたのに
呼吸器を外されてしまった、との話も。
「治療の無益」概念というのは、表向きは、
もはや患者利益にならない治療を続けることは苦痛を与えることにしかならないから、
それを避けるために病院側が治療の中止決定権を持つ……という話なのですが、
もはや患者利益にならない治療を続けることは苦痛を与えることにしかならないから、
それを避けるために病院側が治療の中止決定権を持つ……という話なのですが、
この事件によって、そんなのは体のよいアリバイに過ぎなくて、
実は医療費削減のためだということが露呈されています。
実は医療費削減のためだということが露呈されています。
しかし、もしも意識があったとしたら、
「医療費を支払えないあなたからは、呼吸器を外します、
これから、じわじわと窒息死してください」と言われるわけですよね、これ……。
「医療費を支払えないあなたからは、呼吸器を外します、
これから、じわじわと窒息死してください」と言われるわけですよね、これ……。
It’s About the $: Libertarians Discover Futile Care Theory
Wesley J. Smith, Secondhand Smoke, March 23, 2009
Wesley J. Smith, Secondhand Smoke, March 23, 2009
2009.10.20 / Top↑
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