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去年11月WA州が住民投票で自殺幇助合法化を決めた直後の12月に
裁判所が医師による自殺幇助を合法とする判断を示したMontana州で

子宮がん末期の女性Janet Murdockさんが幇助自殺を希望しているものの
やってくれる医師がいないというニュースが4月にありました。


そのMurdockさんが16日火曜日に亡くなったとのこと。
自殺ではありませんでした。



ここでもまた、発表したのはCompassion & Choice です。

この記事によると、去年12月のMcCarter判事の判断も
元はといえばC&Cによって出された案件だったとのこと。

(なにやら全米で合法化への動きの背景にC&Cあり、という感じですね)

しかし、Montana州の医師会は会員の自殺幇助を容認しないとの見解を出しており、
また州当局も12月の判断を覆すべく、上訴しているところ。


このAPの記事をWesley Smithが全文コピペして、
自殺幇助に組しないMTの医師や、OR, WAの多くの医師に続き、
幇助拒否するよう医師らに呼びかけています。

Montana Doctors Refusing to be Complicit in Assisted Suicide
Wesley Smith, Second-Hand Smoke, June 17, 2009


ここに現在3つ入っているコメントがいずれも興味深くて、

まず最初の人が
C&Cを「患者の権利を主張する団体」と説明している点を指摘。
WA州の第1例目の報道でも
「終末期のより良いケアと選択」のアドボケイトだと紹介されていましたが、
確かにメディアによるC&Cの説明には要注意です。

2つ目はSmithへの批判・反論で、
「子宮がんがどれほど苦しい病気か知らない人に
こんなことを言う資格はない」ということをネチネチつづり、
「病気で苦しんでいる動物を安楽死させるのなら
動物の方がよい扱いを受けていることになる」と
ここでも動物が引き合いに出されているのが目に付きます。

FENがYouTubeに出したプロモでGoodwinが
やはり動物愛護の論理を持ち出していたことに触れたばかり)

うわぁ、さすがだなぁ……と敬服してしまったのが、これに対するSmithの返事で、

まず1点目について、
「自分はホスピスのボランティアをしているし
父親を大腸がんで、おじをアルツハイマー病で亡くしているので
病気の過酷さは分かっているが、それに対する答えは
自殺幇助ではなく、丁寧なケアである」

次に2点目については、
我々が動物を安楽死させるのは
糞尿垂れ流し状態になった時。
死なせないためにお金を払いたくない時。
飼い主に棄てられた時。
人を噛む時。

あなたは医療を獣医療のスタンダードに落としたいのかもしれないが、
私はそんなことは望まない
2009.06.18 / Top↑
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