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あはは。まったく、そうだよね……。
このタイトル見ただけで、大笑いしてしまった。

……といっても、記事を読んでみると、
BBCによってちょっと意訳されたタイトルのようなので、
標題はさらにspitzibaraが懇切丁寧な解釈を加えてみたものですが。


世界癌研究基金(WCRF)の調査で2400人にアンケートしたところ、

半数以上が「科学者の言うことはコロコロ変わる」。
4分の1以上が「いつも言うことが変わってるから、一番いいのは完全に無視すること」。

でも、とWCRFが反論して言うには
そうは言っても野菜と果物を食べましょうとか
健康的な食生活と運動、体重チェックというような大筋では
科学的がん予防アドバイスは10年は変わっていないぞ、と。

その他にも、研究結果が報告されるたびに
1つひとつの研究結果に過剰反応をして
あたかも特定の食物だけで予防できるかのように受け取るから
コロコロ変わるように受け止めてしまうのではないか、と分析されているのですが、

そりゃ、多少はメディアの責任もあるでしょうが、
一つ一つの研究を報告される科学者の方々のトーンだって十分扇情的で、
「かもしれない」という巧妙な言い方を駆使しつつ、
「これを食べれば」的に誇大な効果を期待させる文言だと思いますけど。

万能細胞がいくつか作成されたという段階に過ぎないのに
やれ再生臓器だ、アルツハイマーもパーキンソンも治せる、と見果てぬ夢を描きまくり
世の一般人の期待をいたずらに煽っているのも科学者の方々だし。



BBCがタイトルで意訳しているように、

(ちなみに、記事にくっついている写真は、
「メタボ腹越しに、タバコを挟んだ指でビールを持つ手」)

一般国民のこの反応が示しているのは、たぶん、
「エライ科学者の先生方ほど我々一般の愚民大衆は健康至上主義じゃないっすよ」
ということなんでは──?

そんなに必死こいて情報集めて体にいいものばっかり食べてよ、
体に悪いものは一切食べないように我慢してよぉ、遺伝子まで調べて
まだ元気だっつう胃ィやらオッパイやら、わざわざ取っちゃってよぉ、
それで病気を予防して長生きしたって、

認知症になれば「家族と社会のために死ぬ義務」があると言われるわ、
歳をとったら心臓麻痺やら脳卒中だって起こるだろうし
体もだんだん衰えるんだから不自由にもなるだろうけど、
そしたら「スイスに行って死ぬならどうぞ、連れて行く家族を罪には問いません
病院に入ったら「無益な治療だから栄養も水分もなし、餓死しろ」とか言われるんだよ。

年寄りを大事にしない世の中に長生きして
いったい何のいいことがあるのよ?

誰のための健康至上主義だっての。

私ら、別に、そんなにセコセコ必死こいて長生きしなくったって、
そこそこ楽しく、そこそこ健康に暮らして、まぁ、そこそこ生きて、そこそこで死ぬ。
それでいいんじゃねぇの?

そこそこ生きるんでいいからさ、
その代わり、死ぬまではちゃんと面倒みてもらえると有難いんだけどね。

本当はね。
病気予防に必死こいて長生きするよりもね。

なんで、科学者のセンセイてのは、
これっくらいのことが、わかんないのかね。

ビール、うまいよ。ほれ。



……て、写真のメタボ腹を見てたら
どこからともなく聞こえてきた声を聞こえるままに訳してみた。
2009.05.26 / Top↑
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