オーストラリアの研究で、
重篤な退薬症状を示す新生児(妊娠中に母体を通じて薬物依存になっていた新生児)の数が
1980年の40倍にも達している、と。
重篤な退薬症状を示す新生児(妊娠中に母体を通じて薬物依存になっていた新生児)の数が
1980年の40倍にも達している、と。
毎年16,4%増加している計算になる。
Pediatrics誌の最近刊に掲載の論文で。
Pediatrics誌の最近刊に掲載の論文で。
要因としては、総じて薬物濫用が増加していることと、
医療関係者の間での退薬症状への認識の高まり。
医療関係者の間での退薬症状への認識の高まり。
また、こうした乳児は
将来的にもネグレクトにあって保護される確率が高い、とも。
将来的にもネグレクトにあって保護される確率が高い、とも。
著者の一人は
「本気でこうした子どもたちへの虐待・ネグレクトを防ごうと思ったら、
子どもたちが生まれる前から、理想的には妊娠前から
母親へのアプローチを開始することが必要」
「本気でこうした子どもたちへの虐待・ネグレクトを防ごうと思ったら、
子どもたちが生まれる前から、理想的には妊娠前から
母親へのアプローチを開始することが必要」
産科医、ソーシャルワーカー、薬物アルコール対策担当者、福祉関係者らが
協働し、長期的な取り組みを行うことが重要。
協働し、長期的な取り組みを行うことが重要。
「オーストラリアで生まれている子ども1000人のうち4人が
違法な薬物の影響を受けて生まれているという状況は、
子どもにとっても家族にとっても社会にとっても由々しい問題」
違法な薬物の影響を受けて生まれているという状況は、
子どもにとっても家族にとっても社会にとっても由々しい問題」
Australian Study Discovers Alarming Increase In Drug-Affected Newborns
The Medical News Today, April 26, 2009
The Medical News Today, April 26, 2009
ちょっと前に読んだ町山智浩氏の
「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」にあった一説を思い出した。
「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」にあった一説を思い出した。
階級社会のアメリカでは、
階級ごとに住む場所もドラッグの嗜好も分かれている。
極貧層やホームレスはクラックやヘロイン、
大金持ちはコカインと向精神薬、
中産階級は、そう、マリファナだ。 (p.118)
階級ごとに住む場所もドラッグの嗜好も分かれている。
極貧層やホームレスはクラックやヘロイン、
大金持ちはコカインと向精神薬、
中産階級は、そう、マリファナだ。 (p.118)
ヘロインやコカインと並んで、向精神薬がさらりと、
当たり前のような顔で登場しているところが、いかにもトランスヒューマンな、この時代。
当たり前のような顔で登場しているところが、いかにもトランスヒューマンな、この時代。
ただし大金持ちは、というところも、いかにもネオリベラルな、この時代──。
2009.04.29 / Top↑
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