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4月11日のエントリー
BBCの潜入ルポが在宅介護の実態を暴いてスキャンダルにの続報。というか、反響が2つ。

英国高齢者虐待防止チャリティ Action on Elder Abuse(AEA)から、

ドキュメンタリー番組Panoramaが暴いた在宅ケアのあまりにもひどい実態は
いまさら驚くことではない。

もともと業界ではもちろんのこと、
地方自治体でも政府でも周知の事実だったのだし、
知っていて放置してきた人が沢山いるのだから。

在宅介護サービスの現状がお粗末なのは
現場のヘルパーの責任でも、彼らを雇っている事業者の責任でもない。
年々、予算が縮小されていく一方で
サービス給付の基準がどんどん厳しくなる制度の責任であり、
それをやっている地方と中央の政府の責任なのだ。

高齢者は地域で暮らすことを望んでいると政府は繰り返し強調するが
今のような不十分な支援で家から出ることもかなわず
社会から隔絶して暮らしたいと望んでいるわけではない。

銀行を救済するために多額の税金を投入するのなら、
高齢者のために予算を使うことも検討してはどうか、と。


英国看護学会からは

介護の現場で十分な研修を受けないまま介護者が働いているのは事実であり、
その危険性を国民に知らしめたのはBBCのお手柄である。

介護職員が十分な研修を受けられるように
監督制度が整えられるべきである、と。

2009.04.19 / Top↑
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