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去年の6月にフレックス勤務を求める権利という子育て支援(英)で書いた問題の続報。

上記記事の段階でBrown政権が打ち出していた方向性がいよいよ現実となり、

これまで雇用主に対してフレックス勤務を要求する権利が
6歳までの子どもの親に対して認められてきましたが、
このたび子どもの年齢の上限が16歳に引き上げられることになった。

(障害のある子どもの場合はもともと18歳まで)

この法律改正で対象となる親は450万人と見込まれている。

また医師または助産師の検診を望む妊娠中の女性すべてに
収入と関わりなく、一律190ポンドが支払われる。非課税。

More parents to get flexible work
The BBC, April 6, 2009


去年の6月のエントリーでも触れましたが、
この背景には最近よく耳にするワークライフバランスの問題意識もある一方で、

去年9月にロンドンの若者が荒れているのエントリーでまとめたように
ここ数年の英国の若者たちの荒み方が尋常でないという事情もありそうな気がします。

詳しくエントリーを立てるだけの余裕がないのですが、つい数日前にも
福祉施設で暮らす10歳と11歳の兄弟が
最初から暴行目的で9歳と11歳の男の子を拉致し

ナイフで切り刻み、レンガで頭や全身を殴り、タバコの火を押し付けるなどしたうえで
瀕死の状態で放置するという事件が起き、英国社会に大きな衝撃を与えています。

ここ数年、英国の若者たちの犯罪についてはニュースが相次いでいますが
凶悪化、低年齢化している、という感じがします。



また、この事件が起きたDoncasterについては、以下のように
児童保護の部局が機能しておらず早急に改善が必要との調査報告が出たばかりで、
2004年から相次いでいる7人の子どもの死についても詳細な調査が命じられたところ。

去年のBaby P事件以来とりざたされている
各自治体の児童保護行政の機能不全の問題がまた再燃しそうなニュースでもあります。

2009.04.11 / Top↑
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