男児は生後9ヶ月で、珍しい代謝障害がある。
脳に損傷を受けており、呼吸困難のため人工呼吸器を使用。
名前はOTとのみ。
脳に損傷を受けており、呼吸困難のため人工呼吸器を使用。
名前はOTとのみ。
OTを治療している病院を運営するNHSトラストは
(どこのトラストかは法律上の理由から明らかにされていません)
OTには回復の見込みはなく、治療と病状から耐えがたい苦痛を受けているので、
治療の中止が本人の利益であるとの判断を求めた。
(どこのトラストかは法律上の理由から明らかにされていません)
OTには回復の見込みはなく、治療と病状から耐えがたい苦痛を受けているので、
治療の中止が本人の利益であるとの判断を求めた。
それに対して両親は
本人に受け入れがたいほどの苦痛にならない限り
医師にはあらゆる手を尽くしてほしいと希望。
本人に受け入れがたいほどの苦痛にならない限り
医師にはあらゆる手を尽くしてほしいと希望。
19日木曜日に高等法院は
OTの治療を中止する権利を病院に認めた。
OTの治療を中止する権利を病院に認めた。
両親の控訴期限は20日の午後いっぱい。
両親の弁護士は
「私のクライアントは息子を深く愛しています。
重い障害があり、現在重篤な状態である事実は受け止めていますが、
治療の結果、本人が耐え難い苦痛をこうむっているとの裁判所の判断は
受け入れていません。
「私のクライアントは息子を深く愛しています。
重い障害があり、現在重篤な状態である事実は受け止めていますが、
治療の結果、本人が耐え難い苦痛をこうむっているとの裁判所の判断は
受け入れていません。
また、
本人のQOLが低いので治療が無益であり、もはや中止すべきだというのも
受け入れられません。
本人のQOLが低いので治療が無益であり、もはや中止すべきだというのも
受け入れられません。
治療を中止すればクライアントの息子の死は避けがたいものとなります。
したがって、即座に控訴するでしょう」と。
したがって、即座に控訴するでしょう」と。
米国テキサス州のEmilio Gonzales事件を思い出します。
【テキサスの無益な治療法を巡る裁判、Gonzales事件関連エントリー】
Emilio Gonzales事件
ゴンザレス事件の裏話
生命倫理カンファレンス(Fost講演2)
TruogのGonzales事件批判
Emilio Gonzales事件
ゴンザレス事件の裏話
生命倫理カンファレンス(Fost講演2)
TruogのGonzales事件批判
2009.03.20 / Top↑
| Home |