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Texas州の入所施設で2年も前から
重複障害のある若い男性たちが介護職員らによって
“ファイト・クラブ”形式の格闘技試合をやらされていたことが判明。

警察署長は
「この30年間に見た中でも最悪の児童虐待だ。
個別の虐待は時として起こるが
この事件のひどさは組織的に行われていたことだ」と。

発覚したのは道端に落ちていた携帯電話の動画から。

そのビデオでは
職員らが入所者の男性らを煽って肉体的に激昂させ
対戦相手と戦わないと、相手に向かって押したり、ぶつけ合っては戦わせていた。

知的にも身体的にも重複した障害のある入所者たちは互いに
押したり、なぐったり、蹴ったり、
勝利者を宣言されると腕を挙げてガッツポーズをとっていた。

怪我は小さなものだったとのこと。

Texas州では法務省から
州立の障害者入所施設で虐待と市民権侵害が起こっていることを指摘され、
改善案を審議しているところ。

月曜日に、入所者を虐待から守る緊急動議が出されたとのこと。

入所者の年齢は記事からは不明。

入所施設となっていますが施設名は the Corpus Christ State Schoolで、
緊急動議でも「州の教育制度」や「キャンパス」が云々されているので、
学齢期の障害児の入所による養護学校なのかもしれません。


Disabled men forced into ‘fight club’ battles
AFP, the Canberra Times, March 11, 2009


つい昨日
町山智浩氏の「キャプテン・アメリカはなぜ死んだか」を読んで
くっきり目に焼きついた感じになっていたものだから、
「バイブルベルトの南部」では「今も女は男の奴隷であって、離婚や中絶などという選択肢はない」
という一行を、この記事で思い出した。

町山氏は南部のルイジアナ州のジェナ高校で
生徒たちが日除けにする2本の樹のうち大きい方が白人専用になっていたことに端を発した
生徒間での衝突が町中の大人の人種抗争へと激化し、
全米でのネオナチによる嫌がらせに繋がっていった2006年の事件についても書いている。

そういえば医療において
最も弱い者を切り捨てる「無益な治療法」を真っ先に導入したのもTexas州だった。

続報がこちらに。
2009.03.12 / Top↑
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