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Idaho州の州議会上院が全員一致で
発達障害者の治療が「無益である、または非人間的である」場合には
その治療を差し控えることを決めた。

医師らの団体が下書きしたもので、
この決定によって
医師または家族が病院倫理委員会に治療続行の妥当性を諮ることができることとなる。

倫理委が治療はもはや意味を成さないと決定した場合には
患者または患者の代理人には
ケアを引き受けてくれる人がいる他の場所を探して転院する猶予が与えられる。

採決はこれから下院へ。

Idaho Senate OKs treatment curtailment measure
AP, Talk Radio 950 KOZE – AM, March 3, 2009

気をつけておきたいと思うのは、
「無益であり、かつ非人間的」である場合というのではなく、
「無益である」か、または「非人間的である」かのいずれかを満たす場合でよい、という条件設定。

それにしても、
Ashley事件に関連して病院内倫理委員会の機能を調べてみた時には
たしか病院内の倫理コンサルテーションの一環として位置づけられている倫理委員会の役割は
あくまでも助言であり、決定権はなかったと思うし、

Ashleyケースにおいても
「倫理委員会は決定したのではなく、親に対して勧告を行っただけ」というのが
病院側の言い訳だったし、

更に言えば、
米国の病院内倫理委員会については
設置状況や活動状況や質にはばらつきがあって、
まだまだ倫理委がきちんと機能しているとは言いがたいとする報告だって出ていたはず。

もはや、委細かまわず滑り坂ずるずる……?
2009.03.04 / Top↑
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