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昨日、火曜日、
マサチューセッツ州議会で自殺幇助合法化法案が審議入り。

元は胃がん患者の Al Lipkind氏が数年前から求め続けていたもの。

同氏が去年10月に亡くなった後、
Louis Kafka 州上院議員が遺志を継ぐ形で運動してきた。

法案は、ターミナルで、自己決定能力のある患者に対して
医師が致死薬を処方することを認めるもので
Oregon 州、Washington 州とほぼ同じ。

‘Death with Dignity Act’ gets public hearing
Patriot Ledger、February 22,2010


Massachusetts州といえば、ブッシュ政権時代に
無保険者問題に優遇税制で民間保険に誘導して済ませようとする中央政府に腹を立て、
州独自に皆保険に向けた努力を行って、ある程度の成果を上げてみせたところ。
マサチューセッツ方式と呼ばれて、カリフォルニアなど他の州の手本となった。

(こちらのエントリーで書いている「頑張って」いた州の1つがMA)

その後のことまでは追いかけていないけど、
当時、特に子どもの皆保険に同様に努力を惜しまなかったカリフォルニアが
現在、財政破綻の危機にひんしていることを思えば、
なんとなく想像がつくような気がする。

医療や福祉が充実している国でこそ
かつての優生思想も広く、長く続けられたことや、
今、そういう国こそが自殺幇助合法化の動きをリードしていることなど、
既に指摘されている事実とも符合する動きなのかもしれない。

また、一方、
Rebeccaちゃん事件でも言われていたけれど、
Harvard大学, Massachusetts General Hospital といえば、
かのBiedermanスキャンダルの現場。


それだけ医療の文化としても
「科学とテクノで簡単解決文化」が最も色濃い州だともいえるのかもしれず……。

そういえば、当ブログでずっと要注意人物と目している Norman Fost 医師も
たしかHarvard出身だった……。
2010.02.24 / Top↑
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