つくづく、この人に体外受精で妊娠させた医師は、どうかしている、と思う。
あの8つ子の母親Nadya Sulemanさんには、すでに6人の子どもがいて、
すべて体外受精による妊娠だったことは既に報じられたとおりですが、
すべて体外受精による妊娠だったことは既に報じられたとおりですが、
今度は、
Sulemanさん自身がかつて技術職として勤めていた精神病院で
暴動が起きた際に腰を痛めて退職し、
これまでに16万8000ドルの障害者手当てを受給していることが判明。
Sulemanさん自身がかつて技術職として勤めていた精神病院で
暴動が起きた際に腰を痛めて退職し、
これまでに16万8000ドルの障害者手当てを受給していることが判明。
6人の子どもを産んだのは退職後だとのこと。
うつ病や自殺念慮を診断されたこともあるとか。
そこでメディアが
「働けないくらいの障害があるのに、
6人の子どもを産むのには障害にはならなかったのか」とか
「その障害者手当てを使ってIVFを何度もやったわけか」と突っ込んでいる模様。
「働けないくらいの障害があるのに、
6人の子どもを産むのには障害にはならなかったのか」とか
「その障害者手当てを使ってIVFを何度もやったわけか」と突っ込んでいる模様。
また8つ子以前に生まれていた6人のうち3人に障害があることも
新たに判明。
(どういう障害かは不明)
新たに判明。
(どういう障害かは不明)
8つ子の妊娠前から6人の子どもを養いきれずに
食糧支援フードスタンプの支給を受け、
連邦政府から生活資金の支援も受けている。
食糧支援フードスタンプの支給を受け、
連邦政府から生活資金の支援も受けている。
障害のある3人の子どもへの支援も別途受給。
(いくら問題ありとはいえ、
ここまでプライバシーを暴いていいのかなという疑問もありますが)
ここまでプライバシーを暴いていいのかなという疑問もありますが)
メディアははっきり書いていないけれど、
子どもへの福祉手当を狙って、もっと子どもを産みたかったのでは、との
憶測も出ているようなニュアンスも。
子どもへの福祉手当を狙って、もっと子どもを産みたかったのでは、との
憶測も出ているようなニュアンスも。
当人は病院から退院するとその足でテレビ番組に出演。
「お金なんてどうせただの紙切れ」と発言するなど、
受け取っているお金が福祉支給であることを認めず、
現在在籍している大学院でカウンセリングの修士号を取れれば
14人の子どもはちゃんと養っていけると豪語。
「お金なんてどうせただの紙切れ」と発言するなど、
受け取っているお金が福祉支給であることを認めず、
現在在籍している大学院でカウンセリングの修士号を取れれば
14人の子どもはちゃんと養っていけると豪語。
「私なりに、私の信じるところに従って、ベストを尽くします。
神さまがそれなりに助けてくださると心から信じていますから」
神さまがそれなりに助けてくださると心から信じていますから」
Beverly Hillsのクリニックだったようですが、
HPで「この世界の権威」を謳っている割りに
着床率が低くて、それだけ子宮に入れる受精卵の数が多いのだとか。
HPで「この世界の権威」を謳っている割りに
着床率が低くて、それだけ子宮に入れる受精卵の数が多いのだとか。
この人の場合は
無事に8つ子を産ませた病院が自分たちの手柄を自賛して
賑々しく記者会見したものだから表面化しましたが、
無事に8つ子を産ませた病院が自分たちの手柄を自賛して
賑々しく記者会見したものだから表面化しましたが、
こういう倫理的には疑わしい生殖補助医療も
案外あちこちのクリニックで行われているのかも……。
案外あちこちのクリニックで行われているのかも……。
「それもこれも患者様の自己選択でございますので」と揉み手をしつつね。
【追記】
NY times も、その後、社説でこの問題を取り上げています。
ガイドラインはあっても法的強制力がないことが問題。
保険が利かない場合が多い生殖補助医療では
なるべく妊娠の成功率を上げたい女性が沢山の受精卵を戻してもらいたいと希望する傾向があるが、
多胎児には障害を含めて健康上の問題が生じやすい。
なるべく妊娠の成功率を上げたい女性が沢山の受精卵を戻してもらいたいと希望する傾向があるが、
多胎児には障害を含めて健康上の問題が生じやすい。
2009.02.11 / Top↑
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