イタリアで
父親の希望で永続的植物状態の女性への栄養供給を中止した病院の決定を巡って
バチカンと組んだ首相が病院に中止を止めろという命令の案を作り
すると大統領がそれに署名することを拒否する……という大騒ぎに。
父親の希望で永続的植物状態の女性への栄養供給を中止した病院の決定を巡って
バチカンと組んだ首相が病院に中止を止めろという命令の案を作り
すると大統領がそれに署名することを拒否する……という大騒ぎに。
イタリアでは安楽死は違法行為。
患者は治療を拒むことはできるが
意識がなくなった時に備えての事前意思の指示は認められていないとのこと。
患者は治療を拒むことはできるが
意識がなくなった時に備えての事前意思の指示は認められていないとのこと。
問題の女性Eluana Englaroさんは99年に交通事故で植物状態に。
こうなったら死にたいというのが本人の意思だったとして父親が裁判所に訴え、
去年7月に裁判所は、植物状態は不可逆だとの病院の判断を認定し、
父親の言い分を認めたのだけれど、
去年7月に裁判所は、植物状態は不可逆だとの病院の判断を認定し、
父親の言い分を認めたのだけれど、
検察側から上訴が行われて、それが11月に却下されるや
今度はイタリア保健相が全国の病院に向け
この女性の生命維持装置取り外しを禁じる命令を発令。
この命令を、また1月21日に裁判所が覆したものだから
バチカンはカンカンに。
今度はイタリア保健相が全国の病院に向け
この女性の生命維持装置取り外しを禁じる命令を発令。
この命令を、また1月21日に裁判所が覆したものだから
バチカンはカンカンに。
で、女性は病院から高齢者施設に移されて、
そこの医師らが女性の栄養を金曜日からストップ
鎮静剤他、不快を取り除く以外の措置は行わない、
このままだと3~5日で亡くなるだろう、と。
そこの医師らが女性の栄養を金曜日からストップ
鎮静剤他、不快を取り除く以外の措置は行わない、
このままだと3~5日で亡くなるだろう、と。
一方、女性が亡くなるには2週間くらいかかる可能性を指摘する声も。
記事を読むと、
なんだか、もう女性の安楽死の問題なんだか、政治的な突っ張り合いなんだか、
混乱の極みといったふうなのですが、
なんだか、もう女性の安楽死の問題なんだか、政治的な突っ張り合いなんだか、
混乱の極みといったふうなのですが、
Berlusconi首相はこん睡状態の患者の栄養を中止することを禁じる法律を作るといっており、
今日火曜日にも上院が投票するんだとか。
今日火曜日にも上院が投票するんだとか。
【追記】
Englaroさんは亡くなったそうです。
Englaroさんは亡くなったそうです。
2009.02.10 / Top↑
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