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Ashley事件を当初から追いかけてくださっていて
去年5月のWUのシンポにも行かれたOregon州在住の小山エミさんが
今回のシンポにも行かれ、去年と同様に会場から鋭い指摘をされたようです。

詳細な報告をブログにアップされています。

英語で相当な長文で、私もまだ読んだばかり。

すぐには頭がまとまりませんが、
取り急ぎ、紹介まで。

非常に重要な報告です。



Seattle 子ども病院が立ち上げたWorking Groupの議論は
要はAshleyケースの正当化に使われた論理をさらに強固に(強引に)練り固めただけといった印象ですが、

重要なのは、
Ashley以後、既に大きな病院が倫理委の1年間の検討を経て成長抑制を実施したケースが
いくつかある事実をDiekema医師が明言しているなど、

小山さんのエントリーのタイトルにあるように
ホルモン療法による重症児の成長抑制が通常の医療の選択肢となっていきつつあること。

しかも、成長抑制の対象となる「重症児」の基準は実に曖昧なまま。

Ashley事件の際に指摘された問題点は
表層的に検討・否定された形をとっただけで。

なんとなく「子どもの医療については親の選択権だから」みたいな雰囲気でなし崩し的に。

まさに当ブログが恐れていた通りの展開というほかなく、
ちょっと呆然としています。

小山さん自身、
Working Groupの議論から障害当事者が締め出されていることの問題を指摘しつつも、
この長い報告の最後を次のような言葉で締めくくっておられます。

しかし、こうした動きはもはや動かしようのないものと思われ、
我々には成長抑制の実施に待ったをかけるためにいったい何ができるのか……?

Any ideas?
2009.01.27 / Top↑
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