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ああ、よかった。

カナダで「無益な治療」訴訟になっているIsaiah Mayくんの呼吸器が
Victoria BCのRichard Taylor 医師の診察を受けるため、
少なくとも3月11日までは継続されることになったようです。
(詳細は文末にリンク)

本当に、よかった。

取り外しに反対してきた Euthanasia Prevention Coalitionでは

これが認められてしまうと、
死に直面しているわけでも脳死でもなく、呼吸器から利益を受けている人からの
呼吸器の取り外しが、しかも親が続けてほしいと望んでいるにもかかわらず行われることは
悪しき前提を作ってしまう、と。

(私も同感!)

また、ここ数年「無益な治療」論が
治療そのものの無益から、どの患者が無益かを分けることに使われている、として
無益な治療論にも反対。

(同感! )


Baby Isaiah will remain on ventilator until at least March 11
Euthanasia Prevention Coalition, February 19, 2010


Ashley事件の首領とおぼしきNorman Fostなんか
07年から堂々と「患者の無益」論を説いていましたけど、

あれから3年近く経って、
無益な治療論も、患者の無益論も欧米社会に着々と広がりつつあるというのに
日本では、まったく報じられることも議論になることもない。

ほんと、不思議な国だ――。


2010.02.20 / Top↑
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