先進国のご他聞に漏れず、医師不足・医療崩壊が深刻なオーストラリアですが、
ここまで来ているのかぁ・・・・・・そのうち日本でも・・・・・・と、
つい考えてしまうニュース。
ここまで来ているのかぁ・・・・・・そのうち日本でも・・・・・・と、
つい考えてしまうニュース。
The Canberra HospitalのERをクリスマスからお正月にかけて訪れた患者は1400人以上。
トリアージでカテゴリー1、2とされた緊急度の高い患者は
100%が適宜治療を受けることが出来たものの、
100%が適宜治療を受けることが出来たものの、
カテゴリー3と4とされた軽症の患者のうち48%の人は
推奨される30-60分以内に治療を受けられなかった。
推奨される30-60分以内に治療を受けられなかった。
例えばDaniel Patterson氏(22)。
大晦日にCalvaryの病院で診察を受けたところ軽症の骨折(fracture)と診断されて
痛み止めももらえずに帰された。
翌日(1日)レントゲンを撮ってもらったら完全に折れていることが判明して
手術が必要だとCanberra Hospitalへ。
大晦日にCalvaryの病院で診察を受けたところ軽症の骨折(fracture)と診断されて
痛み止めももらえずに帰された。
翌日(1日)レントゲンを撮ってもらったら完全に折れていることが判明して
手術が必要だとCanberra Hospitalへ。
その Canberra Hospitalに行ったのが2日なのか3日なのか判然としませんが
なにしろ3日と4日はまるまる2日間病院で待機。
手術のためにやっと入院させてもらえたのは5日だったとのこと。
なにしろ3日と4日はまるまる2日間病院で待機。
手術のためにやっと入院させてもらえたのは5日だったとのこと。
(手術自体を待ったのは2日間ですが、
結局は骨折から5日目の手術になったということですね)
結局は骨折から5日目の手術になったということですね)
しかも、その直前の24時間は
手術がいつ始まるか誰に聞いても分からないまま絶飲食だったというのですが、
手術がいつ始まるか誰に聞いても分からないまま絶飲食だったというのですが、
当人はそれだけの目にあっても
「ナースには恨みも怒りもない、よくしてもらった、
ナースはむしろ気の毒。病院の体制の問題」と。
「ナースには恨みも怒りもない、よくしてもらった、
ナースはむしろ気の毒。病院の体制の問題」と。
それに、この人によると、
「私が行った日に、手術待ち3日目だという人や4日目だという人もいましたよ。
どちらも、その日に手術してもらってましたけど」
「私が行った日に、手術待ち3日目だという人や4日目だという人もいましたよ。
どちらも、その日に手術してもらってましたけど」
首都特別地域ACTの議会では、この問題で野党がACT保健省を非難。
ACT保健相のGallagher氏は休日の通常シフトだった、と。
ACT保健相のGallagher氏は休日の通常シフトだった、と。
「これは週末や祝日の通常の業務形態です。
救急患者が多くなれば、最も緊急度の高い人から診れるように
どうしても患者のトリアージをやり直すことになります。
残念ながら、こういう事態は繰り返し起こりえますね」
救急患者が多くなれば、最も緊急度の高い人から診れるように
どうしても患者のトリアージをやり直すことになります。
残念ながら、こういう事態は繰り返し起こりえますね」
自分がこの状況に置かれたら・・・・・・と思うと、
なんだか泣きそうな気分になる。
なんだか泣きそうな気分になる。
いつ始まるか分からない手術のために24時間絶食させられたら
いくら頭で分かっていても、きっとカリカリしてくるし、
文句のひとつも言わずに辛抱する自信、ないなぁ・・・・・・。
いくら頭で分かっていても、きっとカリカリしてくるし、
文句のひとつも言わずに辛抱する自信、ないなぁ・・・・・・。
せめてトリアージの際に痛み止めはもらえるよ・・・・・・ね。
それとも、こんな目に合った人でも同情するほどの現場の過酷さなら
痛みじゃ死なないんだから、そんな手間隙をかける余裕はないと言われるのかな。
それとも、こんな目に合った人でも同情するほどの現場の過酷さなら
痛みじゃ死なないんだから、そんな手間隙をかける余裕はないと言われるのかな。
待つしかないなら、そりゃ、待つけど、
待つべき患者が大人しく待てるためにとりあえずの処置をしてくれる係りを
トリアージの段階に、せめて置いてほしい・・・・・・。
待つべき患者が大人しく待てるためにとりあえずの処置をしてくれる係りを
トリアージの段階に、せめて置いてほしい・・・・・・。
そんなの医療の厳しい現実を分かっていないモンペの贅沢・・・・・・ですか?
2009.01.10 / Top↑
| Home |