今朝の朝日新聞に
アフリカのアンゴラで
親を始め大人たちが子どもを悪魔扱いして排斥・虐待しているというニュースがあり、
その記事ではキリスト教会が子どもたちを保護していると書かれているのですが、
アフリカのアンゴラで
親を始め大人たちが子どもを悪魔扱いして排斥・虐待しているというニュースがあり、
その記事ではキリスト教会が子どもたちを保護していると書かれているのですが、
去年、ナイジェリアでの同様の事態についてニュースを読んだ際には
キリスト教会の牧師たち自身が悪魔祓いを行って私腹を肥やしたり、
そのために罪もない子どもたちを自ら「あの子は魔女だ」などと指差したりしていたので
そこのギャップが気になって、去年の12月14日のエントリーを以下に再掲しました。
キリスト教会の牧師たち自身が悪魔祓いを行って私腹を肥やしたり、
そのために罪もない子どもたちを自ら「あの子は魔女だ」などと指差したりしていたので
そこのギャップが気になって、去年の12月14日のエントリーを以下に再掲しました。
------
最初にビデオを見て目と耳を疑い、
ニュースの全容が掴めるにつれて絶句し、
ニュースの全容が掴めるにつれて絶句し、
次にギャラリーの写真を1枚ずつクリックするにつれ
息を飲み、かたまり、
憤りで体が震えた、
ナイジェリアのニュース。
息を飲み、かたまり、
憤りで体が震えた、
ナイジェリアのニュース。
「ナイジェリアの魔女狩り、子どもが標的に」
ビデオはこちら。
ぜひとも見て欲しい20枚の写真はこちら。
--- ---
9歳の少年。
頭のてっぺんに打ち込まれた5本の釘がまだそのまま。
頭のてっぺんに打ち込まれた5本の釘がまだそのまま。
10歳の少女。
弟が病気になったのは彼女が魔女だからだと指差され、
親が連れてきた男たちに殴られ、
親に毒草を無理やり食べさせられ、
苛性ソーダ入りの熱湯を頭から浴びせられ、
野に打ち捨てられた。
弟が病気になったのは彼女が魔女だからだと指差され、
親が連れてきた男たちに殴られ、
親に毒草を無理やり食べさせられ、
苛性ソーダ入りの熱湯を頭から浴びせられ、
野に打ち捨てられた。
13歳の少女。
父親と教会の長老たちに木にくくりつけられた。
足首を縛ったロープはきつく縛られて肉に食い込み、
そのまま一人で一週間放置される間に骨に達した。
父親と教会の長老たちに木にくくりつけられた。
足首を縛ったロープはきつく縛られて肉に食い込み、
そのまま一人で一週間放置される間に骨に達した。
家族が病気になるのも父親が失業するのも、
彼らが「魔女だから」だと。
彼らが「魔女だから」だと。
そう指差すのはキリスト教会の牧師たち。
子どもたちはある日突然、彼らに「この子は魔女だ」と指差されて、
親から虐待され、村人から迫害され、打ち捨てられているのです。
親から虐待され、村人から迫害され、打ち捨てられているのです。
川や森から死体が沢山発見されていて、
殺された子どもは既に何千に達するのではないかと。
殺された子どもは既に何千に達するのではないかと。
牧師たちは気まぐれに「この子は魔女」と言い歩いては
親に月収の何倍もの料金を払わせて教会で魔女払い。
同じ子どもにまた魔女が戻ってきたと言えば、何度でも搾取は可能で、
数多くの魔女を見つければ見つけるだけ
優秀な牧師だとあがめられ商売が繁盛するそうだから、
こんなにオイシイ商売はないでしょう。
親に月収の何倍もの料金を払わせて教会で魔女払い。
同じ子どもにまた魔女が戻ってきたと言えば、何度でも搾取は可能で、
数多くの魔女を見つければ見つけるだけ
優秀な牧師だとあがめられ商売が繁盛するそうだから、
こんなにオイシイ商売はないでしょう。
この胸が悪くなるニュースの唯一の救いは、
牧師たちの言うことを信じず、
子どもたちを集めては癒し養う人がわずかながらいること。
けれど、130人もの子どもたちがあふれ返る粗末なシェルターも村中から敵視され、
襲撃も起きかねないような不穏な空気も感じられて。
牧師たちの言うことを信じず、
子どもたちを集めては癒し養う人がわずかながらいること。
けれど、130人もの子どもたちがあふれ返る粗末なシェルターも村中から敵視され、
襲撃も起きかねないような不穏な空気も感じられて。
――――
一見、親たちは牧師に払う金がないから子どもを捨てているようにも、
本当に子どもに悪霊がついたと恐れ憎んでいるようにも見えます。
本当に子どもに悪霊がついたと恐れ憎んでいるようにも見えます。
でも、本当はそうじゃないと思う。
彼ら自身、虐げられて貧困に苦しみ、
誰かにぶつけないではいられない思いを抱えた大人たちが
衝動に任せて子どもを虐待し、憂さ晴らしをしているだけだと思う。
その口実を作ってやることで、キリスト教会の牧師が富み肥えていく仕組み。
彼ら自身、虐げられて貧困に苦しみ、
誰かにぶつけないではいられない思いを抱えた大人たちが
衝動に任せて子どもを虐待し、憂さ晴らしをしているだけだと思う。
その口実を作ってやることで、キリスト教会の牧師が富み肥えていく仕組み。
強い者に踏みつけられている者が、さらに弱い者を虐げて憂さを晴らす仕組み。
強い者たちが弱い者を相手に、どんなひどいことだってできる仕組み。
強い者たちが弱い者を相手に、どんなひどいことだってできる仕組み。
大人たちが寄ってたかって、そういう世界を作ってしまったら、
どこに子どもたちの居場所があるというのか。
どこに子どもたちの居場所があるというのか。
子どもたちが、みんな同じ表情をしているのです。
感情を失うことで身を守ろうとする無表情。
その中で、どの子も目が異様なおびえを湛えて。
感情を失うことで身を守ろうとする無表情。
その中で、どの子も目が異様なおびえを湛えて。
その目がたまらない。
これほど救いのない孤独を生きなければならない子どもが、
こんなにもいるという事実も。
こんなにもいるという事実も。
世界がよりよい場所になっていくなんて、
やっぱりタワゴトだとしか思えない。
やっぱりタワゴトだとしか思えない。
2008.11.27 / Top↑
| Home |