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以前のエントリーMS女性、自殺幇助に法の明確化求める(英)で紹介したケースに関連して
外国人を対象に自殺幇助を行っているスイスのDignitasクリニックの最新情報が
明らかになっています。

・現在Dignitasのメンバーとなっている英国人は650人。
・これまでに同クリニックで幇助を受けて死んだ人は870人。
・そのうち100人が英国人。
・Dignitasでの自殺幇助について問い合わせてきた人の70%は2度と連絡してこない。

Dignitas は1998年にスイス人弁護士 Ludwig Minelliによって創設されたNPO。
スイスの法律では自分の利益のための行動でない限り自殺幇助は犯罪とみなされません。



Purdyさんが法律の明確化を求めている一件では特に進展はないようですが、
上記の記事で気になるのは

Purdyさんの代理人を勤める弁護士が
ヨーロッパ人権条約の生命の権利、プライベートで家族的な生活の権利を拡大すれば
QOLの権利をそこに含むこともできる、
そうすればQOLがもはや良くない場合に死を決定する権利も含められる、
そうあるべきだ、と主張していること。

なお、英国で自殺幇助を禁じる法が問題となったこれまでの事件としては
2001年に運動神経の病気があったDianne Prettyさん
が夫に自殺を幇助してもらいたいとして法律の変更を求めたのが初めて。

要望は上院で否決され、
Prettyさんは2002年5月にその病気が原因で死去。
享年43歳。
2008.10.03 / Top↑
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