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toperamate という、てんかんの薬を重症のアルコール依存症患者に飲ませてみたら、
酒を飲みたいという欲求が抑えられただけじゃなくて
全身状態も改善したというアメリカの研究結果が
the Journal Archives of Internal Medicineに報告されたとのことで、

今のところアルコール依存症の治療薬としては認可されていないけど
特に使えないわけでもないという状況の英国の医師からは
「そうはいっても副作用について慎重を期した方が……」との声も出ているようですが、

これで toperamate を処方する医師が一気に増えるだろう、と。



また、「アル中は簡単に治る病気になった」とか騒いで、
わっと処方されて、テレビコマーシャルが流されて、大量に消費されて、
この薬さえあればアル中歴のある人が酒飲んでも大丈夫みたいなカン違いも出てきて、
で、何年かしたら副作用で取り返しのつかないダメージを体に受けた患者さんたちが
だんだんと報告されるようになるんだけど、
それでも最初の内はそんな話は表に出ることもなく、
やがて製薬会社が臨床実験やら政治的あれこれにかかった費用を回収できた頃に
それとなく「実はtoperamateには副作用があった」という話が出てくるのかも??

でもアルコール依存症って本来、体の病気ではないのでは?

安全性をしっかり確認することなんてそっちのけで
なんでもかんでも「薬で簡単に fix !」なんて、いいかげん、やめましょうよ。もぉぉ。
2008.06.11 / Top↑
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