このままAshley事件が前例になって行くのは怖いなぁと思っていましたが、
歯止めとなりそうな判断がイリノイの上訴裁判所によって下されました。
歯止めとなりそうな判断がイリノイの上訴裁判所によって下されました。
よかった。
子どもの時に交通事故で脳に損傷を負い、
火の始末や家事に単独では不安のある女性K.E.Jさん(29歳)について
法定後見人である叔母から2003年に
他の方法は副作用があるとして
卵管結紮の希望が出されていたもの。
火の始末や家事に単独では不安のある女性K.E.Jさん(29歳)について
法定後見人である叔母から2003年に
他の方法は副作用があるとして
卵管結紮の希望が出されていたもの。
2006年に裁判所(Cook County Probate Court)が却下したので叔母が上訴していたのですが、
18日に上訴裁判所が認められないとの判断を下したとのこと。
18日に上訴裁判所が認められないとの判断を下したとのこと。
3人の裁判官の全員一致。
卵管結紮は自分で同意できにくい人の妊娠を防ぐ方法としては非常に過激であり
もっと侵襲度の低い、心理的悪影響の少ない避妊方法がある、
もっと侵襲度の低い、心理的悪影響の少ない避妊方法がある、
叔母の主張では手術が本人の最善の利益だとは証明されないというのが理由。
裁判に当たって24人の生命倫理学者を代表して意見書(? A friend-of-the –court brief)を提出した
Northwestern大学のKatie Watson生命倫理学教授は
障害者に裁判所の審理を保障する大変意味深い決定だとし、
Northwestern大学のKatie Watson生命倫理学教授は
障害者に裁判所の審理を保障する大変意味深い決定だとし、
「今までは後見人と医師との間で決めてしまわれる可能性があったが
その決定は目に見えるところに出てこなければならない」。
その決定は目に見えるところに出てこなければならない」。
よかった。
本当に嬉しい。
本当に嬉しい。
2008.04.19 / Top↑
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