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カナダ、ケベック州で去年9月から11か所の予定で進行中のthe Select Committee on Dying with Dignityによる尊厳ある死と安楽死に関するヒアリングが、12月の休止を経て再開される。尊厳ある死とは即、医師による自殺幇助のことだと思い込んでいる人がいるが、カナダ人なら誰でも治療を拒否する権利を認められている現在、尊厳ある死に関するヒアリングとは、死期が来る前に医師に患者を殺しても良いと認める話ではなく、いよいよ最期を迎えた時に苦しまずに愛するものに囲まれて死ぬことについての意見聴取であることを、きちんと区別しよう、と the Quebec Life Coalitionの長。
http://montreal.ctv.ca/servlet/an/local/CTVNews/20110103/assisted-suicide-dying-dignity-110103/20110103/?hub=MontrealHome

米国共和党がオバマ大統領の医療制度改革法の廃止に向け、圧力を強めている。
http://www.nytimes.com/2011/01/03/us/politics/03repubs.html?_r=1&nl=todaysheadlines&emc=tha2

メディケアに終末期医療に関する事前指示への相談料を新たに盛り込むことについて、提案者でC&Cなどとも近い安楽死合法化論者の Blumenauer議員が、共和党がまた「死の委員会」だと騒いで政治利用するから、この「勝利」を確実なものにするために、なるべく伏せておくように、と支持者らにメールで指示していたことが明らかに。「この規則の存在に気付かれない期間が延びれば延びるだけ、新制度導入の可能性が上がる」と。
http://www.lifenews.com/2010/12/31/democrat-who-started-latest-death-panels-row-regrets-email/

米国オハイオ州で10歳男児が、祖父にプレゼントされたライフルとショットガンで母親を殺害。3日に殺人罪で起訴。
http://www.usatoday.com/news/nation/2011-01-03-ohio-mother-shot_N.htm?csp=Dailybriefing

WikiLeaksが公開した在仏米大使館から本国への07年の公電で、米国の遺伝子組み換え作物に反対しているEU諸国に対して報復的な輸出入戦争を検討するよう勧告。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/jan/03/wikileaks-us-eu-gm-crops?CMP=EMCGT_040111&

WikiLeaksが公開した文書で、オーストラリアが表向きには日本の捕鯨を国際法廷に問うと見せかけていた昨年2月、日本と妥協点を見いだして捕鯨継続に協働しようと動いていたことが明るみに。
http://www.canberratimes.com.au/news/national/national/general/australia-eyed-whaling-deal/2038724.aspx

2003年4月のバクダッドの広場でサダム・フセインの像が倒されたシーンは米国メディアが仕組んだものだった、とProPublicaとNYT。
http://www.propublica.org/article/the-toppling-saddam-statue-firdos-square-baghdad

オーストラリア、クイーンズランド州で大洪水。ハリケーン・カトリーナの後のニュー・オリンズを彷彿とさせる映像。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/jan/03/australia-floods-queensland-rockhampton?CMP=EMCGT_040111&

NYT元旦のオピニオン・ページでコラムニストのNicholas Kristofが米国で拡大する経済格差が人心の荒廃を招いていることに警鐘を鳴らし、平等こそが真のソウル・フードだ、と。冒頭、スタインベックの言葉が引用されている。a sad soul can kill you quicker, far quicker, than a germ. 悲しみを抱えた魂は細菌よりも早く人を死に至らしめる。:スタインベックの言葉を反転させれば、毎日アスピリンやビタミンDやカルシウムのサプリを飲ませられるよりも、誰もが希望と安心を持って生きていける世の中で暮らせることの方が、たぶん病気予防の効果が高いのだろうし、途上国にワクチンや新薬を届けること(そして先進国の製薬会社や、慈善家でもある、その株主たちが更に儲けること)よりも、もしかしたら途上国を貧困状態へと追い詰めている世界経済のあり方を見直すことの方が、病気予防のためには本当はより有効なのかもしれないし。
http://www.nytimes.com/2011/01/02/opinion/02kristof.html?_r=1&nl=todaysheadlines&emc=tha212

同じくNYT元旦の社説による2011年の米国の経済見通し。米国の経済そのものは成長基調であるにも関わらず、失業率は下がらず住宅価格は上がらず、米国人の生活は改善されていない。政府の予算は苦しく、さらなるリストラ、サービス削減、増税は避けがたい見通し。2011年に経済成長が国民生活に反映されるためには、適切な経済刺激策と雇用創出、財政赤字削減に政策を誤るな、と。:日本でも全く同じことを誰もが語っているのだけど、これだけグローバル化し暴走する資本主義を前に、まるで各国の国内努力でどうにかなる問題であるかのように、みんなですっとぼけて、一体いつまで誤魔化し続けるのだろう……と、聞くたびに思う。目の前の政権の失策とか、特定の国の政権運営能力とか経済政策の正否とか、本当はもうそういう次元の問題ではなくて、国家という仕組みがもはや機能できない世界が作られてしまっているということなんじゃないんだろうか。
http://www.nytimes.com/2011/01/02/opinion/02sun1.html?nl=todaysheadlines&emc=tha211
2011.01.07 / Top↑
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