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昨日のエントリーで紹介した英国障害者のデモ(挨拶した人によると「生まれて以来記憶にある限り最大規模」)関連の記事とビデオ。8000人が集まったとか。一番上のGuardianのビデオでプラカードの一つがキャメロン首相の「大きな社会」構想に触れて「大きな社会なら我々も含めろ」と。
http://www.guardian.co.uk/society/2011/may/11/disabled-marchers-thousands-benefits-protest?CMP=EMCGT_120511&
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2011/may/11/disabled-people-marches-london?intcmp=239

http://www.channel4.com/news/disabled-people-protest-against-cuts
http://www.channel4.com/news/minister-for-disabled-missing-from-protest-march

上記デモのスライド・ショー。
http://www.guardian.co.uk/uk/joepublic/gallery/2011/may/11/public-sector-cuts-disability?intcmp=239

英国の社会保障費カットに障害者らから訴訟や抗議デモが続いている中、Guardianaの公共サービス編集長が英国600万の家族介護者らの働きを年額1190億ポンドと試算、「年間のHNS予算と同額の貢献をしている介護者らをサービスや手当の削減で裏切るのか」と。
http://www.guardian.co.uk/society/2011/may/12/carers-save-uk-119bn-a-year

北アイルランドでも試算が行われて、20万7000人の介護者の働きは440億ポンドに相当。:英国では介護者支援チャリティが、毎年のように非公式介護者の働きをサービス費用に換算しては金額を出してくる。それに、最初はすごく新鮮な驚きがあった。英国ではNHSの受診時無料原則や無料の大学教育とか、福祉国家としての歴史を誇る国民の感覚なのだなぁ……と感じ入る。「介護の社会化」を謳ってスタートした介護保険に、ほんの10年やそこらで「家族に代わってお世話する制度じゃない」などと高いところから説教を垂れる人が出始めていることを考えると、ケアラー連盟が一度くらい同じような試算を出してみたらいいのに、と思ったりする。
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/local-national/northern-ireland/unpaid-carers-worth-44bn-a-year-15154648.html

DNAを調べると、教育レベルの低い人は総じてテロメアが短くて、早く老化することがわかったそうだ。それは社会要因が遺伝子に影響していくということ?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/224884.php

寒い家は命にかかわる、とBMJの論説。:英国では「燃料貧困」が社会問題化しており、対策を求められている。リヴァプールでは「ヘルシーホームズ事業」というのをやっていて「介護保険情報」の連載で3月に書いたのだけど、今回のカットでどうなったのか気になる。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/224796.php

去年7月にDignitasで自殺した英国人Douglas Sinclair氏(76)を支援した疑いで逮捕された40代の男女、無罪放免に。英国では自殺幇助がどんどんなし崩し的に合法化されていく。
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-tyne-13368451

Scopeが行った障害者の自殺幇助に関する意見の調査について、W・Smithがブログに。
http://www.firstthings.com/blogs/secondhandsmoke/?p=16368&preview=true

ビル・ゲイツがエネルギー政策について発言を続けている。Gates財団としてはエネルギーと温暖化の分野には「エネルギー慈善」は考えていない。エネルギー市場と投資は慈善にはデカすぎるから。ただ、原子力発言の技術開発には食指が動いている模様。もちろん投資として、大きくなって財団に戻ってくると見込んで。
http://www.grist.org/climate-energy/2011-05-11-bill-gates-energy-philanthropy-rd-funding-u.s.-outcompete-china

で、「みんなでエネルギーに投資して地球を救おう、米国がグローバルなエネルギー施策のリーダーとなろう」というビル・ゲイツのメッセージに、さすがSeattleの地元紙の称賛は熱い。:ちなみにGates氏はいわゆるグリーン・エネルギーみたいな「かわいらしい cute」ものではエネルギー問題は解決できないとする原発支持の立場。
http://www.seattlepi.com/local/connelly/article/Connelly-Bill-Gates-says-invest-in-energy-save-1374059.php

退役軍人省の治療を受けた最近の退役軍人の半数以上が精神障害に苦しんでいる。
http://www.propublica.org/article/more-than-half-of-recent-war-vets-struggling-with-mental-health-problems

米国のネオ・ナチ男性が10歳の息子に殺された。
http://guardianmail.co.uk/go.asp?/bGUA005/xIDBRJ3/qD5XZI3

親のネグレクトやコントロールが子どものメンタルヘルスに悪影響を及ぼす。:世の中がどんどん操作的な手法を好むようになっている背景に、この問題があると私はこのところずっと考えている。親子の間で起こっていることが、そのまま世の中の強いものと弱い者との間で行われている、というか。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/224903.php

米国の大洪水に続き、スペインで過去50年で最大の地震。:地球がもたなくなるのと、世界のあらゆるシステムが行き詰って人心が荒廃し人間社会が崩壊していくのと、どっちが速い……? 最近そんなことを思う。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/may/12/spain-earthquake-lorca?CMP=EMCGT_120511&

日本の障害者の性に関する介助を専門に行うNPOがあった。ホワイトハンズ。
http://www.whitehands.jp/menu.html

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今まで知らなかったけど、2009年に日本に「ワールド・ブロガ―協会」という組織が出来ていた。

国際的な組織の支部なのかと思ったら、そうではなく米国の野球の「ワールドシリーズ」と同じみたい。「ホーム」で詳述されているワクチンについての「ワクチン自体の是非をいうのではない、情報の不均衡が問題」という姿勢や、現在の日本のマスコミ操作への懸念は全く共感するのだけど、かすかな違和感が無きにしも非ず。なんでだろう――?

ブロガ―が群れたり組織化されることに違和感があるのかもしれない。第1回「取材会」で世話人の誰かが、植草事件の裁判長と「個人的に知り合いで、一緒に酒を飲んだ時」のエピソードを持ちだして、権力に逆らうとやられるし自分もそれに逆らうことはできない事情があることを「示唆しておりました」と平然と口にするのは、HPの「ごあいさつ」にある「その情報の精度が低いケースや、一部のネットモラルにかける表現」に当たらない? それにこの人の別の挨拶を聞いても、自分が大物政治家といかに個人的なつながりがあるかとか、自分が東大を出たこととかをさりげなく言いたがっていて、この人の感覚そのものが主旨からズレてない?

……てなふうに、一人一人が自分の勝手な「意地悪ばあさん」的な述懐を開陳している方が、「連帯」より無名で無用の人々であるブロガ―には似合っている気もするんだけど。

もちろん、だからといって、無名のブロガ―のブログから勝手に情報やコンテンツを横取りしていっていいことにはならない。有名・無名を問わず、ブログであれ学術論文であれ、そこにある情報やコンテンツはその人がそれなりにエネルギーと時間を費やしてやった「仕事」である以上、それはその人がやった「仕事」として正当に扱われるべきだと思う。

http://www.worldblogger.net/index4.htm
2011.05.12 / Top↑
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