今朝のガウタマ・シンラン・ソリドゥスさんの以下のブログ・エントリーに衝撃を受けたので、
ナイジェリア「出産工場」
【学院倶楽部】科学と宗教ならびに教養と民族の【協同と連帯】(2011/6/2)
私も検索して、以下のBBCの記事を読んでみました。
------
ナイジェリアの警察は南東部のAbaにおいて
The Cross Foundation 病院を捜索し、
人身売買組織に閉じ込められていたとみられる妊娠中の32人の少女たちを救出した。
少女らは15歳から17歳で
生まれた赤ん坊は呪術目的や養子に売られていたとみられる。
既に売却契約が交わされ引き取られるのを待つ段階だった赤ん坊4人も
同時に救出された。
病院経営者は望まぬ妊娠をした少女たちの支援団体を名乗って
「赤ちゃん工場」だったとの疑惑を否定しているが
国連によるとナイジェリアでは毎日少なくとも10人の子どもが売買されており、
同国内の犯罪では麻薬の売買と詐欺に次いで人身売買が3番めとのこと。
ナイジェリア政府の人身売買監視団体Naptipによると
赤ん坊は最高6400ドルで売られており、男児の方が値段が高い。
呪術で赤ん坊を殺せば力が高まると信じている地域もあり、
未婚女性の妊娠への差別や排斥が強い文化風土からも
こうしたクリニックに誘われて赤ん坊を売ることになりがちだという。
生んだ子どもを売った少女たちに冒頭の病院から支払われたのは170ドル。
ナイジェリアでは新生児の人身売買は違法で
最高14年の禁固刑も。
Nigeria ‘baby farm’ girls rescued by Abia state police
BBC, June 1, 2011
このニュースで真っ先に頭に浮かんだのは、
グローバル化が進む“代理母ツーリズム”の記事で読んだのだと思うのだけど、
インドでは代理母の妊娠中の健康管理のために
代理母である若い女性を出産まで一か所に集めて生活させ、
人権問題が懸念されるほどの管理をしている企業もある、という話。
BBCはナイジェリアの人身売買の被害に遭った子どもを取材して
2008年にも記事を書いている ↓
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7226411.stm
またナイジェリアでは魔女狩りという名目で
大人が子どもを虐待したり殺害している、というニュースも ↓
ナイジェリアの子どもたちの悲惨(2007/12/14)
タンザニアでも、呪術に使う目的でアルビノの人たちが殺されている ↓
アルビノは呪われていると殺害(2008/4/4)
ハイチの子どもの奴隷については、こちらのエントリーに ↓
restavekという名の幼い奴隷(ハイチ)(2008/9/24)
他にも世界中で子どもが売買されていると思われるニュースはあって、↓
子どもたちがこんなにも不幸な時代(2008/5/30)
なお、今年1月にも、ガウタマ・シンラン・ソリドゥスさんの記事に触発されて
世界の奴隷労働に関する当ブログ内の記事を、
こちらのエントリーに取りまとめていました ↓
世界の「奴隷労働」を、拾った記事から概観してみる(2011/1/20)
ガウタマ・シンラン・ソリドゥスさん、
いつもたいへんお世話になり、ありがとうございます。
ナイジェリア「出産工場」
【学院倶楽部】科学と宗教ならびに教養と民族の【協同と連帯】(2011/6/2)
私も検索して、以下のBBCの記事を読んでみました。
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ナイジェリアの警察は南東部のAbaにおいて
The Cross Foundation 病院を捜索し、
人身売買組織に閉じ込められていたとみられる妊娠中の32人の少女たちを救出した。
少女らは15歳から17歳で
生まれた赤ん坊は呪術目的や養子に売られていたとみられる。
既に売却契約が交わされ引き取られるのを待つ段階だった赤ん坊4人も
同時に救出された。
病院経営者は望まぬ妊娠をした少女たちの支援団体を名乗って
「赤ちゃん工場」だったとの疑惑を否定しているが
国連によるとナイジェリアでは毎日少なくとも10人の子どもが売買されており、
同国内の犯罪では麻薬の売買と詐欺に次いで人身売買が3番めとのこと。
ナイジェリア政府の人身売買監視団体Naptipによると
赤ん坊は最高6400ドルで売られており、男児の方が値段が高い。
呪術で赤ん坊を殺せば力が高まると信じている地域もあり、
未婚女性の妊娠への差別や排斥が強い文化風土からも
こうしたクリニックに誘われて赤ん坊を売ることになりがちだという。
生んだ子どもを売った少女たちに冒頭の病院から支払われたのは170ドル。
ナイジェリアでは新生児の人身売買は違法で
最高14年の禁固刑も。
Nigeria ‘baby farm’ girls rescued by Abia state police
BBC, June 1, 2011
このニュースで真っ先に頭に浮かんだのは、
グローバル化が進む“代理母ツーリズム”の記事で読んだのだと思うのだけど、
インドでは代理母の妊娠中の健康管理のために
代理母である若い女性を出産まで一か所に集めて生活させ、
人権問題が懸念されるほどの管理をしている企業もある、という話。
BBCはナイジェリアの人身売買の被害に遭った子どもを取材して
2008年にも記事を書いている ↓
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7226411.stm
またナイジェリアでは魔女狩りという名目で
大人が子どもを虐待したり殺害している、というニュースも ↓
ナイジェリアの子どもたちの悲惨(2007/12/14)
タンザニアでも、呪術に使う目的でアルビノの人たちが殺されている ↓
アルビノは呪われていると殺害(2008/4/4)
ハイチの子どもの奴隷については、こちらのエントリーに ↓
restavekという名の幼い奴隷(ハイチ)(2008/9/24)
他にも世界中で子どもが売買されていると思われるニュースはあって、↓
子どもたちがこんなにも不幸な時代(2008/5/30)
なお、今年1月にも、ガウタマ・シンラン・ソリドゥスさんの記事に触発されて
世界の奴隷労働に関する当ブログ内の記事を、
こちらのエントリーに取りまとめていました ↓
世界の「奴隷労働」を、拾った記事から概観してみる(2011/1/20)
ガウタマ・シンラン・ソリドゥスさん、
いつもたいへんお世話になり、ありがとうございます。
2011.06.03 / Top↑
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