カナダで111人のメンバーからなるFarewell Foundation For the Right to Dieが、「死ぬ権利」求め、法廷闘争に乗り出した。
http://www.winnipegfreepress.com/canada/breakingnews/126503253.html
去年2月に「遺伝子に特許やるな」という米国の訴訟のエントリーで拾った問題で、3月30日に地方裁判所が特許を認めない判決を出していて、10月にも「法定の友」から「遺伝子は自然の一部。特許の対象にすべきではない」との見解も出ていたのだけど、連邦上訴裁判所は逆転判決だったらしい。:な~んか、日本でも、こういうケースが続いている気がするんだけどなぁ。上にいくほど、国家権力に近い……? 空気を読む能力に優れているから出世した人が集まっている、裁判所も所詮はお役人サマの世界……?
http://www.nytimes.com/2011/07/30/business/gene-patent-in-cancer-test-upheld-by-appeals-panel.html?_r=1&nl=todaysheadlines&emc=tha25
上記の「裁判所も空気を」コメントを書いた時に頭にあったのは橋本大阪府知事の懲戒請求発言問題での最高裁判決だったのだけど、女性の人権に関しても妙な判決が続いている。こちらは京都教育大学性の集団暴行事件。コンパの際に泥酔させた女子学生を別室に連れ込み、見はりまで立てて集団暴行した事件で、学生たちは結局、不起訴。大学が無期停学処分としたことを不服として学生の一部が訴えていた件でも、大学の処分を無効にし、大学に対し学生へ慰謝料を支払うよう命じた。「女の子をちょっとみんなで回したくらいのことで無期停学にするなんて、それは大学が大げさ。たかがレイプくらいのことで俺たちの人生を台無しにされてたまるか」と訴訟を起こすような反省のない、人権感覚に乏しい学生が、将来は教師になって学校現場に出ていく。その低劣な人権感覚を京都地裁も同じくしている。
http://wan.or.jp/information/index.php/event_show?id=1043
千葉の暴行事件でも。:見ず知らずの女性を自分の勝手な性的欲求のターゲットとし、暴行を働こうとする行為そのものは、うまく相手の抵抗さえ封じれば、まるで合法な行為ででもあるかのように。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110725-00000113-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110726-00000120-san-soci
ビル・ゲイツ氏の総資産、ついに米国の国庫を超える。:米国の国庫は家庭で考えてみればいわば「生活費」でその中から軍事や経済政策や社会保障や、もろもろ賄わなければならないのに対して、ゲイツ氏の個人資産はいわば「お父さんのお小遣い」なのだから、金額が同じ程度なら、それはゲイツの方が可処分率も自由に使える金額もはるかに大きいことになるのでは……? それに、それは、もしもゲイツ氏がその気になれば、米軍をはるかにしのぐ私兵を持つことも可能だということでもある? あー、でも、それ、きっと、もう持ってるんじゃないのかな。軍隊という形ではなく、IT技術で他国や他国民を侵害し、諜報活動を行い、コントロールする技術を持った軍団という形で。
http://www.bizjournals.com/sanjose/news/2011/07/30/now-bill-gates-has-more-cash-than-us.html
で、そのゲイツ氏、自分のマイクロソフト株をせっせとゲイツ財団に移している。:名前の異なる2つの財布。一人の人の。
http://socialbarrel.com/bill-gates-sells-5mn-microsoft-stocks/12256/
ホスピスを死にゆくサポートをするところだと考えている人が多いのは誤解。ホスピスはcomfort, dignity, peaceの内に「生きる」ことのサポートをするところ。:以前は、一般人がそういう誤解をしていたと思うけれど、むしろ最近の終末期医療の周辺での医療職の議論では、「ホスピスや緩和ケアに切り替える」という表現が「余計な治療はせず、カネも手間もかけずにさっさと死んでもらう方針への転換」の意味で使われ始めているのも事実。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/232009.php
英国医師会がGP向けに、「vulnerableな成人患者を守るためのガイドライン」を出した。主に虐待発見と防止。:機械的な治療停止とか沈静とか、向精神薬の過剰投与とか、「医療による虐待」についてはガイドラインがどのように扱っているのか気になる。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/231904.php
介護場面でのゴム手袋使用については、ずっと以前から議論が続いているけど、介護・看護のサイトに、寝たきり全介助の男性が、思考停止で機械的な手袋使用が行われ、それが「患者のペットには平気で素手で触るのに、患者には素手で触れられない」介護を生み出している、との指摘。:これは現在、娘の施設で釈然としない事態が続いているので、個人的にタイムリーな話題だった。例えば、「特に女性の陰部をきちんと洗ってあげるための手袋着用」とか「若い女性看護師に素手で男性入所者の陰部を洗えというのは酷だから」などは、入浴介助時の手袋着用を正当化する、まっとうな理由と言えるのか????
http://www.nursingtimes.net/nursing-practice/clinical-specialisms/infection-control/carers-would-pet-my-dog-but-they-wouldnt-touch-me-without-gloves/5024019.article
http://www.nursingtimes.net/nursing-practice/clinical-specialisms/infection-control/some-carers-dont-really-know-why-they-wear-gloves-they-just-do/5033249.article
http://www.winnipegfreepress.com/canada/breakingnews/126503253.html
去年2月に「遺伝子に特許やるな」という米国の訴訟のエントリーで拾った問題で、3月30日に地方裁判所が特許を認めない判決を出していて、10月にも「法定の友」から「遺伝子は自然の一部。特許の対象にすべきではない」との見解も出ていたのだけど、連邦上訴裁判所は逆転判決だったらしい。:な~んか、日本でも、こういうケースが続いている気がするんだけどなぁ。上にいくほど、国家権力に近い……? 空気を読む能力に優れているから出世した人が集まっている、裁判所も所詮はお役人サマの世界……?
http://www.nytimes.com/2011/07/30/business/gene-patent-in-cancer-test-upheld-by-appeals-panel.html?_r=1&nl=todaysheadlines&emc=tha25
上記の「裁判所も空気を」コメントを書いた時に頭にあったのは橋本大阪府知事の懲戒請求発言問題での最高裁判決だったのだけど、女性の人権に関しても妙な判決が続いている。こちらは京都教育大学性の集団暴行事件。コンパの際に泥酔させた女子学生を別室に連れ込み、見はりまで立てて集団暴行した事件で、学生たちは結局、不起訴。大学が無期停学処分としたことを不服として学生の一部が訴えていた件でも、大学の処分を無効にし、大学に対し学生へ慰謝料を支払うよう命じた。「女の子をちょっとみんなで回したくらいのことで無期停学にするなんて、それは大学が大げさ。たかがレイプくらいのことで俺たちの人生を台無しにされてたまるか」と訴訟を起こすような反省のない、人権感覚に乏しい学生が、将来は教師になって学校現場に出ていく。その低劣な人権感覚を京都地裁も同じくしている。
http://wan.or.jp/information/index.php/event_show?id=1043
千葉の暴行事件でも。:見ず知らずの女性を自分の勝手な性的欲求のターゲットとし、暴行を働こうとする行為そのものは、うまく相手の抵抗さえ封じれば、まるで合法な行為ででもあるかのように。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110725-00000113-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110726-00000120-san-soci
ビル・ゲイツ氏の総資産、ついに米国の国庫を超える。:米国の国庫は家庭で考えてみればいわば「生活費」でその中から軍事や経済政策や社会保障や、もろもろ賄わなければならないのに対して、ゲイツ氏の個人資産はいわば「お父さんのお小遣い」なのだから、金額が同じ程度なら、それはゲイツの方が可処分率も自由に使える金額もはるかに大きいことになるのでは……? それに、それは、もしもゲイツ氏がその気になれば、米軍をはるかにしのぐ私兵を持つことも可能だということでもある? あー、でも、それ、きっと、もう持ってるんじゃないのかな。軍隊という形ではなく、IT技術で他国や他国民を侵害し、諜報活動を行い、コントロールする技術を持った軍団という形で。
http://www.bizjournals.com/sanjose/news/2011/07/30/now-bill-gates-has-more-cash-than-us.html
で、そのゲイツ氏、自分のマイクロソフト株をせっせとゲイツ財団に移している。:名前の異なる2つの財布。一人の人の。
http://socialbarrel.com/bill-gates-sells-5mn-microsoft-stocks/12256/
ホスピスを死にゆくサポートをするところだと考えている人が多いのは誤解。ホスピスはcomfort, dignity, peaceの内に「生きる」ことのサポートをするところ。:以前は、一般人がそういう誤解をしていたと思うけれど、むしろ最近の終末期医療の周辺での医療職の議論では、「ホスピスや緩和ケアに切り替える」という表現が「余計な治療はせず、カネも手間もかけずにさっさと死んでもらう方針への転換」の意味で使われ始めているのも事実。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/232009.php
英国医師会がGP向けに、「vulnerableな成人患者を守るためのガイドライン」を出した。主に虐待発見と防止。:機械的な治療停止とか沈静とか、向精神薬の過剰投与とか、「医療による虐待」についてはガイドラインがどのように扱っているのか気になる。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/231904.php
介護場面でのゴム手袋使用については、ずっと以前から議論が続いているけど、介護・看護のサイトに、寝たきり全介助の男性が、思考停止で機械的な手袋使用が行われ、それが「患者のペットには平気で素手で触るのに、患者には素手で触れられない」介護を生み出している、との指摘。:これは現在、娘の施設で釈然としない事態が続いているので、個人的にタイムリーな話題だった。例えば、「特に女性の陰部をきちんと洗ってあげるための手袋着用」とか「若い女性看護師に素手で男性入所者の陰部を洗えというのは酷だから」などは、入浴介助時の手袋着用を正当化する、まっとうな理由と言えるのか????
http://www.nursingtimes.net/nursing-practice/clinical-specialisms/infection-control/carers-would-pet-my-dog-but-they-wouldnt-touch-me-without-gloves/5024019.article
http://www.nursingtimes.net/nursing-practice/clinical-specialisms/infection-control/some-carers-dont-really-know-why-they-wear-gloves-they-just-do/5033249.article
2011.08.03 / Top↑
<<公衆衛生でマラリア死8割減のエリトリアから「製薬会社株主ビル・ゲイツのワクチン開発」批判 | Home |
安楽死ライブ中継に15000人集め「サイト宣伝のための大芝居でした」と、死をもてあそぶ米国社会の病 >>
| Home |