撲滅のためのワクチン開発にゲイツ財団が
10憶ドルの資金をつぎ込んでいるマラリアに関して、
アフリカの角と呼ばれる地域のエリトリアでは、
過去10年間にマラリアによる死亡率を80%も減じた実績がある。
これはマラリア死予防では
人類史上、最も大きなブレークスルーだといってもよい偉業。
エリトリアの保健省が行ったのは、まず、
マラリア発生地帯の全世帯に殺虫剤を塗布した蚊帳を無料配布し、
さらに3カ月毎に再塗布するプログラムを実施。
次に、コミュニティごとに診療所を設けて
住民が無料で血液検査を受けられる仕組みを整えた。
これによりマラリア感染の有無、感染者のマラリア・タイプが
容易に掴めるようになった。
3つ目として、
くぼみを埋めたり、殺虫剤を塗布するなど蚊の発生しやすい場所に手当を行った。
こんなふうに、
エリトリアでのマラリア死撲滅は
昔ながらの、ごく当たり前の公衆衛生施策によって達成された。
しかし、この偉業は先進諸国で一切報道されることがない。
ビル・ゲイツがマラリア撲滅に向けたワクチン開発にカネを投じるというニュースは
トップニュースとして世界中を駆け巡るのに、
実際に8割も死亡率を下げたエリトリアの歴史的偉業は
なぜどこにも知らされることがないのか?
それは、エリトリアの保健施策では
ビッグ・ファーマに巨額の儲けが転がりこまないからではないのか?
マラリアの原因となる寄生虫は
薬物への耐性を素早く身につけることで知られ、
これまでの30年間に誰もワクチン研究に成功していないし、
仮に今後ビッグ・ファーマが何らかのワクチンを作ることが出来たとしても、
マラリアの方はまたすぐに耐性を身につけていく。
アフリカの貧しい国々は、そうして何年かごとに
新たに開発された“マラリア・ワクチン”を買わされるハメになるのか。
ビル・ゲイツの”善意の拠出金”は
アフリカだけでも次々に開発されるワクチン販売を通じて何百万ドルというカネを生み、
ビッグ・ファーマの株主であるビル・ゲイツの懐には
アフリカ人の血を吸ったカネが絶え間なく流れ込んでいく。
つまり、ビル・ゲイツの「慈善事業」とは
結局、アフリカの人々をマラリア薬の中毒にしていくプログラム。
ゲイツがマラリア・ワクチンの開発に投じてきたカネの一部でも、
エリトリア方式の保健施策の普及に回されれば、
これまでにもどれだけ多くの人命が救われたか分からない。
ビル・ゲイツは別に善人をやって大富豪になったわけじゃない。
ゲイツや彼のような人間は、アフリカで何百万もの人が死んでいようと意に介することなく、
慈善を装った自分たちの投資が膨らんで戻ってくるのを、ふんぞり返って待っている。
この世の中では、そうした悪しき行いは罰せられることなく通って行くのだ。
国連がまたエリトリアに制裁を行い、エリトリアの民を傷つけようとしているように。
Bill Gates and His $10 Billion Vaccine Scam
Sri Lanka Guardian, August 1, 2011
Sri Lanka Guardianという新聞があるんですね。知りませんでした。
記事の著者は、the Horn of Afria 地域で唯一の西側フリー・ジャーナリストで
Eritrea在住の Thomas C. Mountain氏。
この人が言っていることは、
ゲイツ財団が世界中に経済施策としてしかけている「ワクチンの10年」に関して
当ブログが推論し、懸念し、指摘し続けていることと、まったく同じ。
そして、恐らくは、Ashley事件や介護ロボットなど
「科学とテクノで簡単解決バンザイ文化」の背景にある利権構造とも同じ。
そうして、廻り回ったカネで肥え太ったビル・ゲイツは
今ではアメリカ国家以上の金持ちに――。
「ワクチンの10年」に群がる各国の経済施策が吐き出すカネを回し吸収して、
ゲイツ氏個人の資産もゲイツ財団も、日々刻々と、
さらに急激に膨らみつつあるのだろうと想像すると、
私は、ものすごく恐ろしい。
なぜ誰もこれを恐ろしいと感じないのだろう、と不思議でならず、
その事態がまた、なおのこと恐ろしい。
それだけではない。
ウォーレン・バフェットら世界中のスーパー・リッチが
Giving Pledgeキャンペーンなど相変わらず「慈善」の表看板で
富をゲイツ財団に結集している。
それは恐らく、彼らにすれば、
どんな国家も国際組織も太刀打ちできないほどの、
世界中に怖いものなし、やりたい放題のグローバル支配に向けた
スーパー・リッチたちの「投資」ではないのか――?
これらの動きを表だって警告するものはどこにもいない。
世界中のメディアが既に彼らのコントロール下にあるからなのだろう。
だから、エリトリアから
こうして声を上げるのもフリーのジャーナリスト。
そういえば日本の原発事故でも、
早くから声を上げ本当のことを言ったのは
フリーのジャーナリストたちだった。
【関連エントリー(それぞれの文末にも、さらにリンクあります)】
ゲイツ財団がコークとマックに投資することの怪、そこから見えてくるもの(2011/3/9)
ゲイツ財団はやっぱりビッグ・ファーマの株主さん(2011/3/28)
やっと出た、ワクチンのため世界中からかき集められる資金に疑問の声(2011/6/16)
「ゲイツ財団(の連携機関)が途上国の子どもに銃を突きつけワクチン接種」(2011/7/29)
10憶ドルの資金をつぎ込んでいるマラリアに関して、
アフリカの角と呼ばれる地域のエリトリアでは、
過去10年間にマラリアによる死亡率を80%も減じた実績がある。
これはマラリア死予防では
人類史上、最も大きなブレークスルーだといってもよい偉業。
エリトリアの保健省が行ったのは、まず、
マラリア発生地帯の全世帯に殺虫剤を塗布した蚊帳を無料配布し、
さらに3カ月毎に再塗布するプログラムを実施。
次に、コミュニティごとに診療所を設けて
住民が無料で血液検査を受けられる仕組みを整えた。
これによりマラリア感染の有無、感染者のマラリア・タイプが
容易に掴めるようになった。
3つ目として、
くぼみを埋めたり、殺虫剤を塗布するなど蚊の発生しやすい場所に手当を行った。
こんなふうに、
エリトリアでのマラリア死撲滅は
昔ながらの、ごく当たり前の公衆衛生施策によって達成された。
しかし、この偉業は先進諸国で一切報道されることがない。
ビル・ゲイツがマラリア撲滅に向けたワクチン開発にカネを投じるというニュースは
トップニュースとして世界中を駆け巡るのに、
実際に8割も死亡率を下げたエリトリアの歴史的偉業は
なぜどこにも知らされることがないのか?
それは、エリトリアの保健施策では
ビッグ・ファーマに巨額の儲けが転がりこまないからではないのか?
マラリアの原因となる寄生虫は
薬物への耐性を素早く身につけることで知られ、
これまでの30年間に誰もワクチン研究に成功していないし、
仮に今後ビッグ・ファーマが何らかのワクチンを作ることが出来たとしても、
マラリアの方はまたすぐに耐性を身につけていく。
アフリカの貧しい国々は、そうして何年かごとに
新たに開発された“マラリア・ワクチン”を買わされるハメになるのか。
ビル・ゲイツの”善意の拠出金”は
アフリカだけでも次々に開発されるワクチン販売を通じて何百万ドルというカネを生み、
ビッグ・ファーマの株主であるビル・ゲイツの懐には
アフリカ人の血を吸ったカネが絶え間なく流れ込んでいく。
つまり、ビル・ゲイツの「慈善事業」とは
結局、アフリカの人々をマラリア薬の中毒にしていくプログラム。
ゲイツがマラリア・ワクチンの開発に投じてきたカネの一部でも、
エリトリア方式の保健施策の普及に回されれば、
これまでにもどれだけ多くの人命が救われたか分からない。
ビル・ゲイツは別に善人をやって大富豪になったわけじゃない。
ゲイツや彼のような人間は、アフリカで何百万もの人が死んでいようと意に介することなく、
慈善を装った自分たちの投資が膨らんで戻ってくるのを、ふんぞり返って待っている。
この世の中では、そうした悪しき行いは罰せられることなく通って行くのだ。
国連がまたエリトリアに制裁を行い、エリトリアの民を傷つけようとしているように。
Bill Gates and His $10 Billion Vaccine Scam
Sri Lanka Guardian, August 1, 2011
Sri Lanka Guardianという新聞があるんですね。知りませんでした。
記事の著者は、the Horn of Afria 地域で唯一の西側フリー・ジャーナリストで
Eritrea在住の Thomas C. Mountain氏。
この人が言っていることは、
ゲイツ財団が世界中に経済施策としてしかけている「ワクチンの10年」に関して
当ブログが推論し、懸念し、指摘し続けていることと、まったく同じ。
そして、恐らくは、Ashley事件や介護ロボットなど
「科学とテクノで簡単解決バンザイ文化」の背景にある利権構造とも同じ。
そうして、廻り回ったカネで肥え太ったビル・ゲイツは
今ではアメリカ国家以上の金持ちに――。
「ワクチンの10年」に群がる各国の経済施策が吐き出すカネを回し吸収して、
ゲイツ氏個人の資産もゲイツ財団も、日々刻々と、
さらに急激に膨らみつつあるのだろうと想像すると、
私は、ものすごく恐ろしい。
なぜ誰もこれを恐ろしいと感じないのだろう、と不思議でならず、
その事態がまた、なおのこと恐ろしい。
それだけではない。
ウォーレン・バフェットら世界中のスーパー・リッチが
Giving Pledgeキャンペーンなど相変わらず「慈善」の表看板で
富をゲイツ財団に結集している。
それは恐らく、彼らにすれば、
どんな国家も国際組織も太刀打ちできないほどの、
世界中に怖いものなし、やりたい放題のグローバル支配に向けた
スーパー・リッチたちの「投資」ではないのか――?
これらの動きを表だって警告するものはどこにもいない。
世界中のメディアが既に彼らのコントロール下にあるからなのだろう。
だから、エリトリアから
こうして声を上げるのもフリーのジャーナリスト。
そういえば日本の原発事故でも、
早くから声を上げ本当のことを言ったのは
フリーのジャーナリストたちだった。
【関連エントリー(それぞれの文末にも、さらにリンクあります)】
ゲイツ財団がコークとマックに投資することの怪、そこから見えてくるもの(2011/3/9)
ゲイツ財団はやっぱりビッグ・ファーマの株主さん(2011/3/28)
やっと出た、ワクチンのため世界中からかき集められる資金に疑問の声(2011/6/16)
「ゲイツ財団(の連携機関)が途上国の子どもに銃を突きつけワクチン接種」(2011/7/29)
2011.08.03 / Top↑
| Home |