LA Timesに、治癒が見込めないガン患者が家族と過ごす時間を持てるよう延命治療を行うことの可否の判断は、保険会社ではなく医師にゆだねられるべきだ、との論考。てことは現在は保険会社が判断し、給付を拒否している、ということ。:“無益な治療”議論や“死の自己決定権”議論において、もともとは「死が差し迫っていて救命の可能性がない」ことと「延命だけの効果しかない治療が患者に苦痛を与えている」の2つが揃っている患者が対象になっていたはずなのに、いつのまにか、その2つのどちらかで良いみたいな話となり、さらに「救命可能性がない」はいつのまにか「どうせ治らないなら」にすり替えられていくので、また、いつのまにか、そこにコスト論が紛れ込まされているので、いずれ「治療さえすれば相当な期間を一定のQOLを保って生きることができる」患者であっても、その治療が高価であれば、こういう話になっていくのだろうとは思っていたけど。
http://www.latimes.com/business/la-fi-lazarus-20110902,0,4094272,full.column
「どうせ治らない人への治療はみんな過剰な延命」という妙な論理の飛躍は、既に日本でも信じられないほどの無自覚(?)さ安易さで横行している。例えば、人工透析、胃ろう、人工呼吸器の一切を「延命治療」と呼ばわるかのようなNHKの番組はこちら。
【関連エントリー】
日本の尊厳死合法化議論を巡る4つの疑問(2010/10/28)
フランスで2003年に起きた母親による重症障害を負った青年の自殺幇助(慈悲殺?)事件。その青年の書いた本の翻訳「僕に死ぬ権利をください」についてFreezing Pointさんのブログ記事。
http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20110711
英国医師会のトップが、現在のNHS改革の方向性で行くと、富裕層の外国人を優先的に診てあげましょう、ということになる、と警告。:これは日本の医療ツーリズムでも、確か神戸の特区について地元医師会から同じような懸念が出ていたような記憶がある。たぶん補遺のどこかに拾った。
http://www.guardian.co.uk/society/2011/sep/01/nhs-plans-put-wealthy-first?CMP=EMCGT_020911&
米国の民間介護保険で給付を受ける人の受給理由のトップはアルツハイマー病と脳卒中。
http://www.infozine.com/news/stories/op/storiesView/sid/48838/
NYT. やっぱり米国の教育改革はデジタル化の方向で決まり?
In Classroom of Future, Stagnant Scores: Schools are embracing digital learning, but evidence is scarce that the expensive technology is improving educational outcome.
宇宙ゴミが増えて、ヤバいところまできたぞ、NASAはどうにかしろ、と調査報告書。:地球上ではITの有害ゴミや原発の使用済み燃料、宇宙には宇宙ゴミ。Guardianの記事の方がタイトルで exponentially という表現を使っている。これ、TH二ストのカーツワイルが21世紀後半に起こる新興テクノの進歩のすごさを表現するのに使っている単語。「指数関数的な速さで」と訳されている。まだ21世紀初頭なんだけど既に宇宙ゴミも地球上の有害ゴミも、そういう速度で増えているということに対しては、TH二ストさんたちはどういう解決策を考えているんだろう?
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/reports-says-space-debris-past-tipping-point-nasa-needs-to-step-up-action/2011/08/31/gIQAo6WTuJ_story.html?wpisrc=nl_cuzheads
http://www.guardian.co.uk/science/2011/sep/01/space-junk-rising-exponentially-earth?CMP=EMCGT_020911&
長女殺害事件、「同情の余地大きい」と父親に猶予判決/横浜地裁。39歳の統合失調症の長女を父親が殺した事件。「心情には同情する」、援助を求めなかったことに関しても「被告の性格などを考えると強く責められず」
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1109020038/
「ゲーセン」いまや常連はお年寄り シニアサービス充実:これはずっと前からミュウを連れていくたび、感じていた。
http://www.asahi.com/national/update/0903/TKY201109030128.html
http://www.latimes.com/business/la-fi-lazarus-20110902,0,4094272,full.column
「どうせ治らない人への治療はみんな過剰な延命」という妙な論理の飛躍は、既に日本でも信じられないほどの無自覚(?)さ安易さで横行している。例えば、人工透析、胃ろう、人工呼吸器の一切を「延命治療」と呼ばわるかのようなNHKの番組はこちら。
【関連エントリー】
日本の尊厳死合法化議論を巡る4つの疑問(2010/10/28)
フランスで2003年に起きた母親による重症障害を負った青年の自殺幇助(慈悲殺?)事件。その青年の書いた本の翻訳「僕に死ぬ権利をください」についてFreezing Pointさんのブログ記事。
http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20110711
英国医師会のトップが、現在のNHS改革の方向性で行くと、富裕層の外国人を優先的に診てあげましょう、ということになる、と警告。:これは日本の医療ツーリズムでも、確か神戸の特区について地元医師会から同じような懸念が出ていたような記憶がある。たぶん補遺のどこかに拾った。
http://www.guardian.co.uk/society/2011/sep/01/nhs-plans-put-wealthy-first?CMP=EMCGT_020911&
米国の民間介護保険で給付を受ける人の受給理由のトップはアルツハイマー病と脳卒中。
http://www.infozine.com/news/stories/op/storiesView/sid/48838/
NYT. やっぱり米国の教育改革はデジタル化の方向で決まり?
In Classroom of Future, Stagnant Scores: Schools are embracing digital learning, but evidence is scarce that the expensive technology is improving educational outcome.
宇宙ゴミが増えて、ヤバいところまできたぞ、NASAはどうにかしろ、と調査報告書。:地球上ではITの有害ゴミや原発の使用済み燃料、宇宙には宇宙ゴミ。Guardianの記事の方がタイトルで exponentially という表現を使っている。これ、TH二ストのカーツワイルが21世紀後半に起こる新興テクノの進歩のすごさを表現するのに使っている単語。「指数関数的な速さで」と訳されている。まだ21世紀初頭なんだけど既に宇宙ゴミも地球上の有害ゴミも、そういう速度で増えているということに対しては、TH二ストさんたちはどういう解決策を考えているんだろう?
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/reports-says-space-debris-past-tipping-point-nasa-needs-to-step-up-action/2011/08/31/gIQAo6WTuJ_story.html?wpisrc=nl_cuzheads
http://www.guardian.co.uk/science/2011/sep/01/space-junk-rising-exponentially-earth?CMP=EMCGT_020911&
長女殺害事件、「同情の余地大きい」と父親に猶予判決/横浜地裁。39歳の統合失調症の長女を父親が殺した事件。「心情には同情する」、援助を求めなかったことに関しても「被告の性格などを考えると強く責められず」
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1109020038/
「ゲーセン」いまや常連はお年寄り シニアサービス充実:これはずっと前からミュウを連れていくたび、感じていた。
http://www.asahi.com/national/update/0903/TKY201109030128.html
2011.09.04 / Top↑
| Home |