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安楽死・自殺幇助関連では、

まず、一番ショッキングな話題は、
去年Savulescuの「臓器提供安楽死」論文で言及された
「安楽死後臓器提供」がベルギーで行われた事実が確認されたことと、
オランダで進行した認知症の女性に積極的安楽死が行われたこと ↓

ベルギーの医師らが「安楽死後臓器提供」を学会発表、既にプロトコルまで(2011/1/26)
ベルギーの「安楽死後臓器提供」、やっぱり「無益な治療」論がチラついている?(2011/2/7)
「IC出せない男児包皮切除はダメ」でも「IC出せない障害新生児も認知症患者も殺してOK」というオランダの医療倫理(2011/11/12)

その他、↓

【カナダ】
今年ここが一番、合法化圧力が高まった気がする。

カナダの法学者「自殺幇助合法化は緩和ケアが平等に保障されてから」(2011/2/5)
カナダで自殺幇助合法化を求め市民団体が訴訟(2011/4/27)
カナダ王立協会胃の終末期医療専門家委員会が「自殺幇助を合法化せよ」(2011/11/16)
カナダ王立協会報告書、自殺幇助は「自己決定」で一方的“無益な治療”停止には「教育」のダブルスタンダード(2011/11/17)


【米国】
動きが目立っていたのは、来年の合法化住民投票に向けてキャンペーン展開中のMA州。
その他、補遺などから推測すると、合法化への圧力が目立っているのは
CA州、HI州。WI州もあったような。WA州からは「尊厳死法拡大を」の声。

MA州で自殺幇助合法化めぐり住民投票を求める動き(2011/8/25)
MA州医師会が自殺幇助合法化反対を確認(2011/12/6)

そんな中、こんな州もあった ↓
Idaho州、自殺幇助を法で明確に禁じる(2011.4.8)
VT州、自殺幇助合法化せず、公費による皆保険制度創設へ(2011/5/10)

それからDr. DeathことKevorkian医師が死去。
K医師、98年に自殺幇助した障害者の腎臓を摘出し「早い者勝ちだよ」と記者会見(2011/4/1)
Kevorkian医師、デトロイトの病院で死去(2011/6/4)
Kevorkian医師の“患者”の6割はターミナルではなかった?(2011/6/6)


【英国】
Dignitas関連やガイドラインで不起訴になる事件も議論も続いているけれど、
とくに大きな動きがあったというよりも、ジワジワと既成事実化されている感じ。
それを象徴するのが以下のニュース?

中高の授業でDr. Deathが自殺装置を披露する「教育ビデオ」(英)(2011/4/17)


【スイス】
ここ数年検討されてきた“自殺ツーリズム”規制は、住民投票の結果、断念 ↓
スイス政府、“自殺ツーリズム”規制を断念(2011/7/1)

他に、精神障害者への自殺幇助容認議論(08年に合法判決あったのだけど)↓
双極性障害者の自殺希望に欧州人権裁判所「自殺する権利より、生きる権利」(2011/1/28)
スイスで精神障害者への自殺幇助容認議論(2011/3/1)


【フランス】
フランス上院が自殺幇助合法化法案を否決(2011/1/27)


【ドイツ】
ドイツ医師会、自殺幇助に関するルール緩和し、判断を個々の医師にゆだねる(2011/2/20)


【関連エントリー】
2009年を振り返る:英国の自殺幇助合法化議論(2009/12/26)
2009年を振り返る:英国以外の国の自殺幇助議論(2009/12/26)
2010年のまとめ:安楽死・自殺幇助関連のデータ・資料(2010/12/27)


2011.12.29 / Top↑
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