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主要な“無益な治療”訴訟はやはり今年もカナダで起きていて、

【Maraachli事件】
1歳児の「無益な治療」で両親が敗訴(カナダ)(2011/2/24)
2011年3月1日の補遺(2011/3/1)
2011年3月5日の補遺(2011/3/5)
呼吸器外し命じられたカナダのJoseph君、セントルイスの病院へ(2011/3/15)
A事件繋がりのRebecca DresserがMaraachli事件で「コスト懸念で類似の訴訟はこれから増える」(2011/3/17)
Peter SingerがMaraachli事件で「同じゼニ出すなら、途上国の多数を救え」(2011/3/22)
Joseph Maraachliくん、気管切開し自宅に戻る(2011/4/30)
Joseph Maraachli君、死去(2011/9/29)

【Ras(z)ouli事件】
「“治療停止”も“治療”だから同意は必要」とOntario上位裁判所(2011/5/17)
「患者に選択や同意させてて医療がやってられるか」Razouli裁判続報(2011/5/19)
カナダのRasouli事件、最高裁へ(2011/12/23)


【米国の動き】
NJ州、テキサス式“無益な治療法”は採らず(2011/6/23)
TX州の「無益な治療」法改正法案、死す(2011/5/25)
テキサス州で14歳の脳腫瘍患者めぐり、新たな“無益な治療”事件(2011/7/3)
米のNICUで治療停止による死亡例が増加(2011/7/11)

米国では移民がターゲットになる事件が目立ってきている ↓
延命停止に不同意の家族からは決定権はく奪、病院推薦の代理人が同意(2011/3/6)
家族から代理権をはく奪して中止された移民女性の栄養、法律家らの提訴で再開(2011/3/13)
「医療費を払えないなら呼吸器依存の移民は自国に帰って」とアリゾナ州の病院(2011/9/30)


【英国の動き】
ロンドンの保護裁判所、植物状態女性の栄養と水分停止を認める:Tony Bland判決(1993)基準に(2011/8/4)

英国では特に一方的なDNR指定が問題化してきている ↓
肺炎の脳性まひ男性に、家族に知らせずDNR指定(英)(2011/8/3)
「本人にも家族にも知らせず“蘇生無用”」はやめて一律のガイドライン作れ、と英国で訴訟(2011/9/15)
高齢者の入院時にカルテに「蘇生無用」ルーティーンで(英)(2011/10/18)
高齢者には食事介助も水分補給もナースコールもなし、カルテには家族も知らない「蘇生無用」……英国の医療(2011/11/14)


その他、今年問題になったこととして ↓

【植物状態・脳死からの“回復”例の報告】
またも“脳死”からの回復事例(豪)(2011/5/13):この段階までの回復事例を取りまとめたリンク一覧あり
NZで「無益な治療」論による生命維持停止からの回復例(2011/7/17)
臓器摘出直前に“脳死”診断が覆ったケース(2011/7/25)
睡眠薬で植物状態から回復する事例が相次いでいる:脳細胞は「死んで」いない?(2011/8/31)
アリゾナで、またも“脳死”からの回復事例(2011/12/24)


【注目議論】
Savulescuらが、今度はICUにおける一方的な「無益な治療」停止の正当化(2011/2/9)
Savulescuが今度は「“無益な治療”論なんてマヤカシやめて配給医療に」(2011/9/15)

トリソミー13の新生児に心臓手術を認めた倫理委の検討過程 1(2011/11/20)
トリソミー13の新生児に心臓手術を認めた倫理委の検討過程 2(2011/11/20)
利益がまったくない心肺蘇生を親が諦めないケースでの倫理委の検討過程(2011/11/20)

Truogの「無益な治療」講演(2011年11月10日)前(2011/12/15)
Truogの「無益な治療」講演(2011年11月10日)後(2011/12/15)


【資料】
Thaddeus Mason Popeの「無益な治療」訴訟一覧(2011/5/22)
2011.12.29 / Top↑
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