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16日の英フィナンシャル・タイムズ社説を翻訳掲載した
22日の日経記事で、

ノーベル経済学賞を受賞した米国の経済学者2人のうちの一人、
アルビン・ロス氏について、以下のように書かれている。

何より有名なのは、ロス氏が腎臓交換の仕組みを設計したチームの一員ということだ。腎不全患者と臓器を提供する意志があるドナーがいても腎臓が生物学的に 適合しない場合、ロス氏の仕組みは同じような状況にあるペアを見つけ出す。患者全員に適合する臓器を見つけるのに必要なだけペアを探すこともできる。


世界をよくするノーベル経済学賞(社説)
(2012年10月16日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
日本経済新聞 2012年10月22日(月)



ってことは、つまり、
当ブログが拾った以下の話題の、
あの「腎臓ペア交換」の考案者だったということか……。

「腎臓がほしければ、他人にあげられる腎臓と物々交換で」時代が始まろうとしている?(2010/6/30)


このシステムについては、その後、私は「介護保険情報」の連載で紹介した際に、
以下のように書いたことがある。

(チェーン移植で妻に腎臓をもらい、自分の腎臓を提供した男性)ラルフさんはいう。「大切な娘さんが亡くなって妻に命をくれました。それなのに私が『万が一ということもあるから私の腎臓はこのまま持っておきます』というのは、余りにも身勝手というものでしょう」。
しかし、このような物言いが「腎臓がほしければ他人にあげられる腎臓と物々交換で」というに等しい登録制度と合い並ぶ時、そこに“家族愛”を盾に取った暗黙の臓器提供の強要が制度化されていく懸念はないのだろうか。
「介護保険情報」2010年8月号「世界の介護と医療の情報を読む」


そういえば、
生理学医学部門の選考委員会があるカロリンスカ研究所って、
たしか、子宮の移植研究を必死にやっているところだったっけ ↓

2年以内に世界初の子宮移植ができる、と英国の研究者(2009/10/23)
英国女性が娘に子宮提供を決断、OK出ればスウェーデンで移植手術(2011/6/14)
2012年9月27日の補遺:母から娘へ移植2例。

またC型肝炎のDNAワクチンを開発中 ⇒20104月21日の補遺
2012.10.24 / Top↑
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