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プライバシーの点から名前や児童福祉管轄の自治体は明らかにされていないのだけれど、

海外から3人の赤ちゃんを養子にして育ててきた女性が、
4人目の赤ん坊を養子にしようとしてかなわなかった時に、
自身は健康上の理由から不妊術を受けていて産むことができないからといって、

インターネットを使って手に入れたドナー精子を使って
養子にした子どもの一人に妊娠するよう強要、
少女は14歳の時に流産したが、その後も何度も自己受精を強要し
16歳の時に子どもを産ませた、という
胸が悪くなるような英国の事件。

この女性は養子にした子どもたちを学校にやらず、
ホーム・スクリーニングと称して自宅に閉じこもりきりにさせており、
そのため、この少女には友人がいないばかりか、処女だったという。

その少女に母親は
自分が購入したドナー精子を自己受精するよう何度も強要。
女児が欲しいとして、酸性の液体で膣内を洗浄することまで強要していた。

「最初の精子ドナーは家までやってきた」と書かれているのがちょっと気になる。
それ以後の精子は、デンマークの精子バンク Cryos Internationalで購入されたもの。

少女は養子にしてもらった感謝の念からも拒むことができず、
また望み通りに子どもを産んであげれば、今以上に母親から愛されると思った、と。

事件の発覚は、
子どもが生まれた後、訪問した保健師らが
少女への母親の対応が常軌を逸していることに気付いたのがきっかけ。

この女性の子どもたちへの扱いに関しては児童福祉に通報されたことが数回あるものの、
判事はその介入が「基本的に通り一遍でしかなかったために」
重大な懸念があるとされることはなかった、と。

裁判は非公開で行われ、
現在、この母親は児童虐待の罪で5年の刑に服役中。

国際的な養子縁組の制度と、同様に国際的な生殖子の売買、
双方でのチェックの甘さという問題が改めて浮き彫りに。

Girl, 14, forced to become pregnant with donor sperm bought by mother
The Guardian, April 28, 2013
2013.04.30 / Top↑
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