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以下の直前2エントリー、

「ガンで死が差し迫った段階を“診断”するツールは未だ存在しない」として、そこで起こる現象の整理を試みた調査(2013/5/22)
新城拓也医師「現時点では医師による終末期の判定は占いの域」(2013/5/23)

に大きく関連しているという気がするThaddeus Mason Popeの情報で、

Penn MedicineのCarline M. Quill医師のチームによる調査、
“Variation Among ICUs In Decisions To Limit Life Sustaining Therapies”.
「生命維持治療を制限する意思決定におけるICU間のバラつき」


米国153のICUで生命維持治療の差し控えと中止の意思決定を調査したところ、
大きなバラつきがみられた。

それはつまり、患者の病気の重症度、年齢、人種、機能状況だけでなく、
ICUの文化や医師の臨床実態が大きく作用している、といういこと。

Quillの研究では、
生命維持治療の差し控えと中止の意思決定が行われる際には
6層に渡るバラつきが見えられるとしており、

同じ患者でもどこのICUに搬送されるかによって
その患者の属性や臨床的な特性とは関わりなく
生命維持治療を差し控えたり中止される意思決定が左右される、ということ。

ICU Variability in Decisions to Limit Life Sustaining Therapies
Medical Futility Blog, May 22, 2013
2013.06.07 / Top↑
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