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米国で百日咳の免疫ができていない大人が多い、子どもでも致死率60%と、なんだかこの話題にわかに騒がしくなりそうな気配。3月15日の補遺では「百日咳のワクチンは何度目かまでで効力が切れるので、追加接種が必要」という話が出てきていたし、じゃぁ日本でも風疹の次は百日咳でキマリか?
http://www.medicalnewstoday.com/releases/262112.php
http://www.medicalnewstoday.com/articles/262227.php

日本。男性注目! 風疹の予防接種で日本の赤ちゃんを守ろう:こうして一つの病気が騒がれるたびに、「いのちを守ろう」という掛け声で「全額助成を」という話になっていくのだけれど、そうやって次々に一つのワクチンからその次のワクチンへと同じパターンのキャンペーンが繰り返されて、次々に助成が進められていくことに、なんか妙だなぁ、という感じ、ないです?
http://medical.yahoo.co.jp/feature/rubella/

ワクチンは注射でなくても、ナノパッチでOKに。:ワクチン業界にはカネが集まってきていますから。ワクチンの周辺は研究資金も潤沢でしょう。なるほど「ワクチンの10年」って、こういうことだったのですね。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/261944.php

ビタミンDも相変わらず効用が研究されているようで、今度はぜんそくに効くそうな。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/260770.php

スタチンに筋力低下などの副作用。:スタチン、ビタミンD、それからアスピリンは、ビッグ・ファーマ提供の予防医学の3種の神器。まるで万能なのかよと思うくらい、「○○に効く」という調査結果が報告され続けてもう何年にもなる。そういえば、ビタミンDについても10年にこんなのあったな。⇒ サプリでさんざん儲けた後で「やっぱりビタミンDの摂り過ぎはよくない」って(2010/11/30)
http://www.medicalnewstoday.com/articles/261444.php

【スタチン関連エントリー】
米ではスタチン8歳からどんどん使おう、と
「8歳からコレステロール薬」にNYTimesが社説
Risperdal他、適応外処方にはもっとエビデンスが必要(2008/11/26)
健康な人も5種混合薬を毎日飲んで将来の心臓病リスクを半減しよう、って(2009/4/2)
コラムニストがビッグ・ファーマにお勧めする「2010年・新年の誓い」(2009/12/24)
ビッグ・ファーマが当て込む8つの“でっちあげ病”(2010/4/17):うち一つが「スタチン不足」
2011年1月29日の補遺(スタチンにアルツハイマー病予防効果)

【アスピリン関連エントリー】
「現代医学は健康な高齢者を患者にしている」(2009/3/8)
健康な人も5種混合薬を毎日飲んで将来の心臓病リスクを半減しよう、って(2009/4/2)
「40過ぎたらガン予防で毎日アスピリンを飲みましょう」って(2009/4/30)

これはオマケ ↓
「やれ何が癌の原因だ、やれ予防にはどうしろ、こうしろって、ウザい」と英国人(2009/5/26)


サプリで高齢者の筋肉量を上げることができる。:この前また「サルコペニア」をテレビでやっているのを見たから、そのうちこういう話と繋がっていくことでしょう。ちなみに、その番組はサルコペニアを解説している時に背景に何度もおどろおどろしい感じの音楽を流していたな。あの「ジョーズ」の音楽みたいなのを。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/262071.php

全身バイブレーション療法で脳性マヒの青少年の骨を強化できる。:骨は強化できるかもしれないけど、なんかよそに悪影響ありそうな気がするんですけど。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/262070.php

更年期後の女性の性交痛を緩和する薬を米国FDAが認可。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/256916.php

女性の更年期症状、実は男性が引き起こしている?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/261949.php

日本語。動物体内でヒト臓器、研究容認へ 移植用、倫理面で課題:一方からは「病気になったらカネがかかって迷惑だから、さっさと死ね」とささやかれ続けている気がするのだけれど、一方では「ここまでして生きろ」って……。カネがかかるという点では、こっちの方がよっぽど半端ないと思うんだけど。
http://apital.asahi.com/article/news/2013061900002.html

予防的乳房切除術に効果が期待できる女性を選別するための検査の研究が有望だとか。:世界中で予防的乳房切除をごく一般的な医療にしてしまって、大きな市場に育てましょう……と、砂糖に群がる蟻ん子のように……。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/261956.php

17日のコメントでMoritaさんが教えてくださった医学書院サイトの連載 続 アメリカ医療の光と影 (李啓充著)「アンジェリーナ効果」は日本にも波及するのか? 
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03031_06

日本語。臓器提供の登録者数、21倍に急増―フエイスブック表示開始で:臓器提供って、そんなに簡単に決断できるようなことじゃないと思うんですけど。それに「“臓器不足”を解消しなければならない」という発想はもともとヘンでしょ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130618-00000038-bloom_st-bus_all

【関連エントリー】
Facebookが臓器不足解消のため、英米の利用者に臓器提供の意思表示を呼び掛け(2012/5/2)
FBの臓器提供意思の掲載欄、1週間で6000人がドナー登録(2012/5/10)

これもね ↓
Kaylee事件から日本の「心臓が足りないぞ」分数を考えた(2009/4/5)


英国のNHSの病院の産科病棟で母子が死亡したケースを巡り、内部調査の結果をこともあろうにケアの質コミッション自身が操作していた、というスキャンダルが持ち上がっている。
http://www.guardian.co.uk/society/2013/jun/19/cqc-nhs-cover-up-maternity-ward

ケニアの少女たちに護身術を教えたら、教えられた少女ではレイプの被害が減った。これ、ちゃんと読んでエントリーにしたいなぁ。こういう話題を拾いたいよ。ほんと、心から、そう思うんだけど。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/261927.php

ガーディアンに「犬のグルーミング・コンテスト」というスライド・ショーがあったので、覗きに行ってみたら、まるきり想定外の「グルーミング」で、見ていたらだんだん気持ちが悪くなった。最後のスライドに、OK, this competition has gone wrong. (確かに、ここまで来たらこのコンテストも、もうやり過ぎ)と書かれているけど、なんとなく科学とテクノの簡単解決文化ならでは……という気も。私は例の、寝ている子どもを使って絵を描くというのも、すかん。
http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/gallery/2013/jun/18/dog-grooming-competition-in-pictures#/?picture=411023056&index=0
2013.06.24 / Top↑
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