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カナダの自殺幇助合法化議論については、
当ブログでも最近、以下のエントリーがありますが、


いよいよ下院での審議が始まった模様で、
このところニュースが増えてきています。

そんな中、2人の医師が記者会見を開いて強い懸念を表明しました。
自殺幇助が合法化されれば医療が受けにくくなる患者が出る、というのが主な主張ですが、

2人のうちの1人は緩和ケアの専門医で、
以前スイスで働いたことがあり、そのときの経験から懸念を語っています。

Dr. Jose Pereiraによると、
スイスの病院で自殺幇助が受けられることになるや、わずか数ヶ月のうちに
地域の緩和ケア・サービスが閉鎖され、病院の緩和ケア専門医の数も減らされた、と。

もう1人の医師とも、
今回の法案は用語や条件の設定が曖昧であると具体的な欠陥を指摘して批判、

自殺幇助や安楽死ではなく、
尊厳のある生に向けた医療の質の向上を考えるべきだ、と主張。


また、この記事の情報で目に付いた点として、
冒頭のリンクにあるようにケベックの医師会が7月に合法化を支持しているのですが、
8月に100人のケベック州の医師らが見直しを求める意見書を医師会に提出していること。

そういえば、記者会見した医師の一人が
「こんな法律が出来たら“医師はそういうことはしません”と言えなくなる」とも。


Doctors decry euthanasia bill
CBC, October 1, 2009
2009.10.02 / Top↑
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