もしかしたら世界の医療の大きな流れは
このブログで考えてきたより、もっともっと怖いところに、とっくに進んでいるのかも?
このブログで考えてきたより、もっともっと怖いところに、とっくに進んでいるのかも?
なにしろ、その「ちらっと」によると、
Singerが持ち出していたQALY(Quality Adjusted Life Years)は
現在のところ英国のNICEと米国Oregon州のメディケイド給付の基準として採用されていて、
現在のところ英国のNICEと米国Oregon州のメディケイド給付の基準として採用されていて、
例えば、移動機能に障害がある人の場合、
障害がない人の寿命の0.85掛けの計算となるのだそうな。
障害がない人の寿命の0.85掛けの計算となるのだそうな。
しかし、車椅子を使いこなして自由に移動できる人にとっては
障害のない人とQOLは変わらないはずだという問題がある、
また人を平等に扱うという点でも、最も恵まれない人を優先しない点でも
道徳的な問題がある、とDr. Eは指摘しています。
障害のない人とQOLは変わらないはずだという問題がある、
また人を平等に扱うという点でも、最も恵まれない人を優先しない点でも
道徳的な問題がある、とDr. Eは指摘しています。
またDALY(Disability Adjusted Life Years)はWHOが賛同している基準で
(WHOはDALYの推進機関IHMEともゲイツ財団ともオトモダチだしね)
例えば目の見えない人の寿命は障害のない人の0.6掛けの計算。
(WHOはDALYの推進機関IHMEともゲイツ財団ともオトモダチだしね)
例えば目の見えない人の寿命は障害のない人の0.6掛けの計算。
Dr. EはDALYの問題点について
社会に貢献する年齢層を優先するやり方が妥当ではない、
という点を1つ挙げているのですが
社会に貢献する年齢層を優先するやり方が妥当ではない、
という点を1つ挙げているのですが
もう1つ、非常に興味深い指摘をしていて、
その、給与を稼ぎ、家族の介護をする世代を優先する姿勢が
Seattleの透析の優先順位と同一のものだ、と。
その、給与を稼ぎ、家族の介護をする世代を優先する姿勢が
Seattleの透析の優先順位と同一のものだ、と。
Seattleの……。
Seattle……ゲイツ財団……ワシントン大学(シアトル子ども病院)……IHME……DALY。
繋がりますなぁ。Seattleゲイツ・グローバルヘルス王国の中で。
(詳細は「ゲイツ財団とUW・IHME」の書庫に)
Seattle……ゲイツ財団……ワシントン大学(シアトル子ども病院)……IHME……DALY。
繋がりますなぁ。Seattleゲイツ・グローバルヘルス王国の中で。
(詳細は「ゲイツ財団とUW・IHME」の書庫に)
で、この論文は、
いまだ人生を生きていない、これから生きるという健康な若年層を優先すべきだ、と
主張するものらしいのですが、
いまだ人生を生きていない、これから生きるという健康な若年層を優先すべきだ、と
主張するものらしいのですが、
まともに読んでみたら、きっとSingerの主張どころか
もっともっと肝が冷えそうな気がするので、
気力体力がもっともっと充実するまで
ちょっと棚上げしておく。
もっともっと肝が冷えそうな気がするので、
気力体力がもっともっと充実するまで
ちょっと棚上げしておく。
すごく気にはなるのだけど……。
2009.09.08 / Top↑
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