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病院が主張する呼吸器取り外しに抵抗して両親が訴訟を起こしていた
カナダの重症障害新生児Isaiah君のケース。

3月11日、両親はIsaiah君の状態について中立のセカンドオピニオンに関して
裁判所のヒアリングに出席することになっていたようなのですが、
キャンセルされ、両親がIsaiah君の呼吸器の取り外しを決断。

11日午後、Isaiah君は両親の腕に抱かれて息を引き取ったとのこと。

そのセカンドオピニオンとして
2月に彼を診察したのはVictoria General Hospital の新生児神経科のRichard Taylor医師。

手足を動かすことはできるし体重も増加しているが、
脳の反射はなく、自力呼吸は無理、とし
両親にIsaiah君のMRIを見せて、正常児のMRIと比べて見せた、とのこと。

「Isaiah君が回復することはない、体の動きは脊髄反射によるものと思われると
両親に話しました。
彼は生きている限り、呼吸器をつけたままでしょう。
回復することはないなら、生命維持装置はもはや適切ではないと意見の一致を見ました」



もちろんIsaisah君については具体的な詳細がわからなければ
なんとも言いようがないのだけれど、

病状が回復する望みがないなら、生命維持装置は外すのが適切――。

これが一人歩きして、いつのまにか「無益な治療」のスタンダードにでもなったら・・・・・・?
と考えると、背筋にいろんなものが走る。


2010.03.14 / Top↑
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