2ntブログ
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2月に米国の自殺幇助希望者支援団体 Final Exit Networkが
違法な自殺幇助で幹部から逮捕者を出し、
さらに先日も精神障害者の自殺でボランティアが逮捕されるなど、
FENが関与した自殺事件が次々と明らかになっていますが、

FENとは別の団体で、Compassion and Choiceという死の決定権のアドボケイトがあり、
これまた活発な活動でニュースによく登場します。

最近ではWA州の新たな尊厳死法を利用して自殺した第1例目第2例目の2人を「支援」し、
事例があった報告も州当局ではなくC&Cから出されました。

このC&C、
2月のFENの事件の際には声明を出し
自分たちはあんな違法な自殺幇助をする団体とは違うとFENとの間に距離を置いてみせて、
「いや、どっちも同じだ」と批判されたりもしていたのですが、

両者の関係というのが、実は私にはイマイチよく分からないのです。

C&Cの前身はHemlock Societyという団体で、その創設者はDerek Humphry。
いまなお読者が多く、上記の精神障害女性の自殺現場にも置かれていたという
ヘリウム自殺の指南書“Finla Exit”の著者です。

どうしてHemlock SocietyがなくなってC&Cができたのか、
というあたりのことは、ちょっとだけ検索してみたところでは、よく分かりません。

Derek HumphryがFENに関わったことがあるのも事実のようで
ニュース記事によると、彼を FEN の創設者だと書いているものもあります。
そうなると、さらにFENとC&CとHumphryの関係が不可解になります。

いずれHumphryの自伝でも読めば分かるのかもしれないのですが、
とりあえずHumphryのブログをしばらく前から時々覗いてみています。

すると、6月14日のエントリーでFENへの支援募金を呼びかけていました。

Help the Final Exit Network defend your right to choose to die
Derek Humphy, Assisted-Suicide Blog, June 14, 2009


FENはそれなりに金を持っている団体らしいのですが、
(会費と寄付だけでまかなっているという割にはお金持ち!)
幹部が逮捕されたために資産を差し押さえられて
このたびの弁護士費用にこと欠いているから、
寄付を募るための基金を準備した、
そこに募金して、「あなたが死を選ぶ権利を守るFENを支援して欲しい」と。

なんだ、やっぱりC&CとFENは繋がっているんじゃないか……。
2009.06.17 / Top↑
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