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例えば、万引き程度の軽微な犯罪で捕まった人のものなども含めて
35万人分の犯罪者のDNAサンプルが
米国の5つの司法関係の研究所で未分析のまま保管されている。

以前に問題となって、2003年にBush政権が予算を組んで5年で破棄すると約束。

その5年の期限が今年で切れるのだけれど、
どうやら進んでいないのではないか、と。

一説には35万人分どころか、70万人分ある、ともいわれる。



英国は政府が堂々と国民DNAのデータベースを構築するなどとぶち上げて
無罪になった人のサンプルまで保管したものだから
ヨーロッパ人権裁判所から「人権侵害だから、即刻破棄せよ」と叱られていたけど、
それでもまだデータベースは作ろうとしている。

           ――――――

ちなみに、ProPublicaというメディアはなかなか面白くて、
いろいろ紐が付いて、本来の社会の見張り番としての機能を果たせなくなり
ジャーナリズムが死んでしまったことを憂うマスコミ界の有志が集まって、
基本的には寄付金でまかなうNPOとして立ち上げた。

不正を暴く調査報道を旨とするそうだ。

……というのを知った時には、おお! と感動して、

真相を知りながらメディアがほっかむりしているAshley事件も
ここなら、ほじくってくれるのではないかと
実は私はちょっと本気で考えた。

それで、メールでも送ってみようかと思って
ここのサイトをあれこれ覗いて回っていて、いやぁ、ぶったまげた。

理事の中に、なんと、あのSeattle Times が入っている……。

アンタのところこそ、ゲイツ財団とその手先たちの御用新聞になり下がってるじゃん!
な~にが、不正を暴く調査報道だよっ。

なんか、もう、ほんとうに、この世の闇はひたすら深い……。
2009.06.10 / Top↑
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