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英国最大の医療と介護サービス企業Bupaの
高齢者ケア部門のメディカル・ディレクター Dr. Clive Bowmanが
英国医師会のジャーナル3月号で

医師の訓練不足とケアホーム管理者の意識の低さにより、
認知症患者に不適切な抗精神病薬の投与が続いている、と指摘。

医師らは研修医時代に病院の外科病棟などで
認知症患者の安全のための抑制を目的とした鎮静剤の使用事例を目にして、

それ以上の知識も研修もないままに
やがて自分たちが現場で実践し、さらに指導的な立場についても
研修医時代の体験の通りに投与し続けている。

また、ケアホームを管理監督する立場にある人たちも
これまで正面切って認知症患者への抗精神病薬の使用状況を把握する努力をしてこなかった。

抗精神病薬の処方は医学教育の中にきちんと位置づけられる必要があるし、
エビデンスに基づいた投与が行われなければならない。

病院にもGPにも
抗精神病薬の投与理由と治療の予定期間を明確に記録するよう求める必要がある、と。



Bupaについては、
HPを日本語訳したものがこちらに。


案外こういうことは日本でも行われているのではないかと、
ふと疑ってみたことがありました。
佐野洋子「シズコさん」(2008/7/12)
2009.04.17 / Top↑
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