2ntブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
CA州で、自閉症児の親がHMOのKaiser Permanenteを相手取り、
自閉症の治療を拒否したとして集団訴訟を起こした。

California州では
Kaiserに自閉症児を治療する法的義務があるはずだというのが原告の主張。

Kaiserサイドは
医療ケアはすべて提供していると主張し、
この訴訟は医療と教育や社会福祉との境を曖昧にするものだ、と。

Parents of autistic children sue Kaiser
The San Francisco Chronicle, February 12, 2009


障害児の療育というのは、
まさに医療と教育が重なり合うところに意味があると思うのだけれど、
(もっとも、それが上手くいっているかどうかは別問題)

その費用を巡って、
どうも、これから医療と教育がなすりあいを演じそうな気配……?

           ――――――

たしか金曜日だったと思うけど確かではないし、
番組の名前も覚えていないのですが、

地方自治体の財政状態の悪化で市民サービスが削減されているという話をNHKがやっていて、

前の鳥取県知事で現在慶應義塾大学大学院教授の片山善博氏が、

地方自治体で膨らんでいる借金というのは
決して弱い人たちを守るためにこしらえてきた借金ではなくて
むしろ要りもしないものを作って、そのために出来てきた借金なのに、
いざ財政が苦しくなると弱い人たちから犠牲にしていくというのは
自治体が自治体としての仕事をしていないのだ、と
指摘していたのが、とても印象的だった。

今しきりに言われるようになった障害児・者にかかる「社会的コスト」にしても
障害児・者と高齢者のために起こっているかのように言われる「医療費の高騰」にしても、

本当はこれと同じことが起こっているんじゃないのかなぁ……。
2009.02.15 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://spitzibara.blog.2nt.com/tb.php/914-ccbbfd87